昨日、mixiページの記者発表会に招待頂いたのでお邪魔してきました。
当日の詳細は既に同行したカイさんが詳細に書いているのでこちらを参考にして頂くとして。
・mixi新プラットフォーム発表会さくっとレポート
こちらには、個人的に感じた感想をメモしておきたいと思います。
既に多くの人が様々なところで言及しているように、mixiページのリリースは広告業界では半年以上長らく噂されていた話題でしたから、正直な印象としては「ようやく出たか」というのが本音でしょう。
記者発表会のUstream配信のトラブルという余計な悪印象に始まり、想像以上に長くかかったmixiページの機能がFacebookにかなり近い印象だったのもあり、独自URLがたんなる転送URLだったりというシステム的に足りない点など、私のmixiページ紹介コメントにも想像以上に多くの人から比較的否定的なコメントを頂いたのが印象的でした。
ただ、個人的には今回のmixiページはmixiがさらなる第二の成長のチャンスをつかむためには、mixiページを始めたことによるリスクを踏まえても、悪くないアクションだと感じています。
これまでのmixiは、他のソーシャルメディアに比較すると3つの重要なパートナーを欠いた状態で今までやってきた、というのが私の持論です。
その3つとは「企業」「検索エンジン」そして「メディア」です。
実際に3つの項目を、1つずつ細かく考えてみてみましょう。
カテゴリー: ネットコミュニケーションの視点
今年のWISH2011は、日本のウェブサービスやアプリにとっての二段ロケットになることを目指していきたいと思います。
すっかりブログでのご紹介が遅くなりましたが、毎年開催させて頂いているウェブサービスのプレゼンイベント「WISH」を今年も開催します。
WISHは、もともとは2009年の夏に、私がTEDxTokyoや、梅田望夫さんの「日本のウェブは残念」発言騒動などに影響を受けて企画するようになったイベントでした。
私のブログでの問いかけに100名を超える多くの方が賛同して頂き、赤字イベントながら多くのボランティアの方に支えられてWISH2009を400名規模で開催することができた、というのは個人的にも非常に勇気づけられる経験でした。
ただ、WISH2009の頃は米国で開催されている未公開サービスのローンチイベントであるTechCrunch50にかなり影響されていたこともあり、無名のサービスのプレゼン大会というのを意識して開催していたのですが、昨今のスタートアップベンチャーキャピタルブームの影響もあり、そういった企画は日本でも数が増えてきましたので、無名のサービスのプレゼン大会としての役割はそれほど必要なくなってきているのかな、と思います。
そこで、今年のWISH2011は、WISH2011+ソーシャルメディアサミットという形で、もう少し上のフェーズの企業を支援する方向に少しシフトをしてみることにしました。
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実名なのにGoogle+のアカウントが停止されてしまいました。Googleは私に改名しろと言いたいんでしょうか。
※徳力のGoogleプロフィールですが、8月13日0時45分に無事に復活しました。ご心配頂いた皆さんありがとうございました。
ツイッターのフォロワーの方から、こんなメッセージを頂きました。
「徳力さんご本人の g+ アカウント、プロファイル停止みたいですがこれもネタですか?」
そういえば一時期社内でもGoogle+のアカウント停止騒動が話題になってたなぁ、と他人事のようには思ったものの、正直な話最初はこの人が違う人のプロフィール見てるのかなと思ったんですが。たしかにスマホのGoogle+アプリでログインしようとすると全くできません。
あれ?と思って仕方なく会社からPCでログインすると、何とこんなメッセージが。
え?
プロフィール停止?
どういうこと?
まさか自分が無意識にニックネームを創作して登録してしまったからかと編集ボタンを押してみると。
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ソーシャルメディアの効果測定をどう考えるかは、ソーシャルメディアの位置づけ次第で全く変わってしまうと言う話。
もうかなり前の話ですが、日経新聞さんのFacebookセミナーで基調講演を参加させて頂きました。(その時に利用した資料はこちらです。)
このセミナーの後半で、コカコーラの足立さん、竹嶋さんとANAの高柳さんと、日経新聞の小柳さんをモデレータにパネルディスカッションもさせていただいたのですが、その場で非常に印象に残った議論があったので今更ながらメモしておきたいと思います。
パネルディスカッションでは、企業のソーシャルメディア活用のあり方について議論がされたのですが、個人的に特に印象に残ったのが効果測定の話。
コカコーラと言えば、AMNが実施したソーシャルメディア活用企業調査でも1位になったほど積極的に複数のソーシャルメディアを活用していることでも有名ですし、ANAといえば、Facebookページに16万人以上のファンがあつまる日本のFacebookページを代表する成功事例。
ただ、興味深いのは両社がソーシャルメディア活用の効果測定の仕方については両極端に違うスタンスを取っていたことです。
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震災後の今だからこそ、日本人が新しいチャレンジをするかどうかが問われているという話。
先週、日経BPさんから出版された「スティーブ・ジョブズ 驚異のイノベーション」の著者であるカーマイン・ガロさんの来日記念イベントが開催されました。
私も夜の部の司会として参加させて頂いたのですが、非常に印象に残ったことがあるので、ブログにメモしておきたいと思います。
ガロさんのプレゼンやお話しについては、さすがスティーブ・ジョブズのプレゼンの著者の方らしく非常に引き込まれる内容だったのですが、個人的にとても印象に残ったのは最後に外村さんからも提示された「震災後の今だからこそ、日本はイノベーションを起こせるチャンスがある」というメッセージ。
何でも、これまで外村さんがさんざんSVJENなどの活動を通じて、日本のエンジニアをシリコンバレーに触れさせようとしてきたのが全く反応が薄かったのに、今回の震災後、急にシリコンバレーに来る日本人エンジニアが増え、それを受け入れるイベントも大きく盛り上がっているんだそうです。
LinkedInに学ぶ、Facebook時代のウェブサービスの生きる道。
先日、デジタルガレージさんにご招待いただきLinkedInの日本担当の方との意見交換会に参加してきました。
※LinkedInのユーザー数は1億人を突破。
ターゲットは全世界の6.4億人のプロフェッショナルだとか。
当日の詳細については、ネタフルに「LinkedIn日本展開に関するブロガーミーティング」という詳細のレポートが上がっていますので、そちらをご覧いただければと思いますが、個人的な感想をこちらにもメモしておきたいと思います。
今回の会に参加する際の個人的な興味を正直に書くと、これだけFacebookがインフラ化してしまったインターネット上で、LinkedInははたしてどうやって生き残っていくのだろうか。という点にありました。
特に、日本においてはFacebookがある意味ビジネスSNS的に大企業のビジネスマンにも広がり始めている印象があるというのもあり、正直な印象としてはLinkedInが攻めるべき層は既にFacebookに取られてしまっているのではないかと感じるところもあります。
デジタルガレージさんがLinkedInとの提携を発表して話題になったのは先月の25日のことですが。
多くの方は忘れておられる、もしくは全く知らないのかもしれませんが、デジタルガレージさんがLinkedInの日本展開支援をすると最初に発表したのは実は「2007年9月」。
なんともう4年近く前の話になるわけです。
■デジタルガレージ、米LinkedIn社の日本展開支援で基本合意
個人的には、当時LinkedInが日本語化されるのを興味深く待っていた利用者の一人だったので、この日本展開がいつまでたっても実行されず、がっかりした記憶があります。
そう言う意味で、実は今回のミーティングではLinkedInの人とJoiさんこと伊藤穣一さんに、「今更日本語化って遅くないですか?」と、ひとくさり文句でも伝えようかな、ぐらいの気持ちがあったのは否定できません。
ただ、今回のミーティングで、JoiさんのLinkedInに対する思いを聞いて、ちょっとその印象は変わりつつあります。