「iPad英語学習法」は、「次世代マーケティングプラットフォーム」などの著書で知られる湯川鶴章さんがネット時代の英語学習法についてまとめた書籍です。
書籍の中のコラムでインタビューしていただいた関係で、献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
TechWaveに「英語でつぶやき世界とつながる【徳力基彦さんのiPad英語学習法】 」という記事で、私のコラム部分は紹介いただいていますが、個人的にはインターネットのおかげで英語学習は劇的に楽になりつつあるのではないかと感じています。
この本では、海外駐在経験もある湯川さんならではの視点で、さまざまな英語学習法jがまとめられていますので、どうしても自分なりの英語学習法が確立できないと嘆いている人には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■英語を上達するための3つのポイント
・英語を話せるという自信を身につける
・人を惹きつける魅力的なコンテンツを獲得する
・英語でのコミュニケーション=つながりの聞かクォできるだけ多く持つ
■iPadが英語学習に卓越しているポイント
・モバイル性
・操作性
・英語圏サービスの利用しやすさ
カテゴリー: 読書メモ
未来改造のススメ (岡田斗司夫、小飼弾)
「未来改造のススメ」は、岡田斗司夫さんと小飼弾さんの対談をまとめた書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では、岡田斗司夫さんと小飼弾さんという、非常に個性的なお二人の達観した視点からコンテンツや日本の未来について語られています。
今までの常識とは違った視点で未来を考えてみたい人には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■肉体のダイエット本が売れていますが、本当に必要なのはモノのダイエットです。
■今、本が売れないと言われていますが、これはまったく正しいことだよ。だって、コンテンツは減らなくて、本質的にタダなんだから。僕らが所有していて、唯一減るのは時間だけ。
■カネがないとできないことは、どんどん減っています。
100年前の金持ちより、今の貧乏人の方が間違いなくいい暮らしをしているでしょう
■発展途上国にいる一握りの金持ちは、先進国の人よりずっとリッチで権力も集中しています。そういう意味で、アメリカはとても発展途上国的です。
マーケティング演習ノート (山本直人)
パターン、Wiki、XP (江渡浩一郎)
「パターン、Wiki、XP」は、Wikiやパターンランゲージについて江渡浩一郎さんがまとめられた書籍です。
献本を頂いていたのですが、読書メモを書けていなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
正直エンジニアの方向けの本だと思いますので、私には難しいところも多かったのですが、WikiやXPの背景を勉強されたい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■Wikiとブログの違い
・ブログは主に日付で情報を管理するシステム
・Wikiはまずページ名で情報を管理する
■利用者参加による建築のための6つの原理
・有機的秩序の原理
・参加の原理
・斬進的成長の原理
・パターンの原理
・診断の原理
・調整の原理
アップル vs グーグル (小川浩 林信行)
「アップル vs グーグル」は、小川浩さんと林信行さんが、アップルとグーグルの戦略について考察された書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
現在のIT業界を語る上で、もはや外すことができないのがアップルとグーグルですが、この本ではその両者をウォッチし続けてきた小川さんと林さんならではの視点で、両社の戦略を考察されていますので、両社と比較して自分の会社に何が必要なのか考えてみたい方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■スマートフォン市場におけるアップルとグーグルは、最大のライバルのようでいて、実はウェブキットやHTML5といった技術を広めるパートナーでもあるのだ。
■今のところアップルのiPadは、それまでのiPhoneの2倍のペースで売れており、iPadの発売直後に発表されたiPhone4は、そのiPadの20倍の初速を見せている。
■2010年代に至るまで、グーグルのミッションの実現を妨げていたものは大きく分けると以下の3つであった。
・企業のイントラネット
・ウェブ全体を覆いつつあるクローズドなメガSNS
・伸長するモバイルインターネット
■ソーシャルメディアの爆発的な普及の後押しをしたのが、実はアップルのiPhoneの存在だというのは周知の事実だ。
これからの「正義」の話をしよう (マイケル・サンデル)
「これからの「正義」の話をしよう」は、ハーバード大学の人気哲学講義を書籍にした本です。
本屋でベストセラーに並んでいるのが気になって買ってみたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
正義という言葉は、案外簡単に口にしがちなキーワードではありますが、この本を読むと実は正義というのはそんなに簡単に語れるものではないことが思い知らされます。
正直なところ、私にはちょっと難しい話も多かったのですが、「正義」について一度真剣に考えてみたいという方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■正義についてアプローチする3つの観点
・幸福
・自由
・美徳
■正義への二つの対立するアプローチ
・第一のアプローチは、行動の道徳性は行動がもたらす結果だけに依存しているとするものだ。つまり正しい行いとは、総合的に考えて、最善の状況を生み出すすべてのことだというわけである。
・第二のアプローチは、道徳的に言えば、結果だけを考えれば良いわけではないとするものだ。つまり、いくつかの義務や権利は、社会的結果とは無関係に尊重されるべきだというのである。
■ベンサムの「最大幸福」原理に対する二つの反論
・最大幸福原理は人間の尊厳と個人の権利を十分に尊重していない
・道徳的に重要なすべてのことを快楽と苦痛という単一の尺度に還元するのは誤りだ