「キュレーションの時代」は、「グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「電子書籍の衝撃」で有名な佐々木俊尚さんがキュレーションについて考察している書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では最近ネット業界で話題になることの多い「キュレーション」というキーワードについてかなり深い考察をされています。
キュレーションというキーワードは、現在の所人によって理解がかなりぶれているのが現状だと思いますが、この本を読むと米国でキュレーションというキーワードが注目されている理由がかなり俯瞰的に理解できるのではないかと思います。
今後のネットのトレンドについてヒントが欲しい方には、参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
■つくる人と見いだす人の新しい関係
「わたしが描いた絵に価値があるなんて、まったく想像もしてなかったよ」(ヨアキム)
彼の作品がアートとして認められるようになったのは、カフェオーナーのジョン・ホップグッドが偶然彼の家の前を通りがかって彼の絵を見いだしたからでした。
■情報の流れの究極の課題
ある情報を求める人が、いったどの場所に存在しているのか
そこにどうやって情報を放り込むのか
そして、その情報にどうやって感銘を受けてもらうのか
続きを読む キュレーションの時代(佐々木俊尚)は、現在のツイッターやフェイスブックがつくり出している新しいネットのトレンドを理解したい人には必読書だと思います。