Wii Musicにみる音楽の本当の楽しみ方と、逆転の発想

 個人的にはあまり音楽には興味がない人間だったりするのですが、何となく気になったのでWii Musicを買ってみました。
 せっかくなので感想をメモしておきたいと思います。
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 Wii Musicはタイトルの通り、Wiiで音楽を楽しむいわゆる音ゲー(音楽ゲーム)の部類に入るのですが。
 個人的に非常に印象的だったのがそのアプローチ。
 いわゆる音楽ゲームというと、BeatManiaとか太鼓の達人とか、大抵表示される音符とかマークにあわせてボタンを叩き、その正確さでスコアを競うという楽譜をなぞる行為を要求されるものがほとんどだと思うのですが。
 このWii Musicは、そういった採点の要素がほとんど無く、とにかく自由。
 
 もちろん、楽譜と同じタイミングで演奏をするようなモードはありますし、用意されている音楽をそのまま再現するには、決まったタイミングでWiiリモコンを振ったり叩いたりする操作が必要です。 
 ただ、あくまでWii Musicにおける楽譜の位置づけはガイドライン。
 演奏をした後に何かの採点が自動でされるということはありませんし、ユーザーが自分の好きなタイミングで好きに演奏することが推奨されています。
 点をつけるのはあくまで演奏者である自分というのが斬新です。
 音楽ゲームで自由というとイメージが湧かないかもしれませんが、うちの2歳の息子がこんな感じで楽しめてしまうと言うのが一番分かりやすいでしょうか。

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Blog Action Day 2008で感じた、とにかく行動してみることの重要さ

 すでに、日本時間で10月15日は終わってしまいましたが。
 10月15日は先日ご紹介したBlog Action Dayでした。
 個人的にも、今年はBlog Action Dayのサイトの日本語化に協力してみたり、AMNでプレスリリースをしてみたり、今日(正確には昨日)開催されたニフティさん主催のBlog Action Day Nightで司会をさせて頂いたりと、いろいろと活動してみたのですが。
 今回改めて感じたのが、とにかく行動してみることの重要さ。
blogactiondaytoday.png
 もともと、Blog Action Dayのサイトの翻訳をやってみたのは、昨年のBlog Action Dayのサイトが22カ国語に翻訳されていたにもかかわらず、日本語が無くってショックだったから
 そんなこんなで、ある意味、去年書いてしまった勢いだけで、今回翻訳担当に手を挙げてしまいましたが。
 結局、私が実質Blog Action Dayに対して実行したことというのは、文章量でいうと所詮1~2ページの翻訳をしただけです。

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AFRIKAにみるセカンドライフと違う仮想世界の可能性

 MGS4用に買ってしまったPS3ですが、せっかくなので知り合いの間で話題になっていたAFRIKAというゲームを買ってみました。
AFRIKA™_19
 AFRIKAについてはテレビCMもかなり流れているので見た人も多いかもしれませんが、基本的には「アフリカに行って動物の写真を撮る」と言うゲームです。
 ゲームの中で写真をとるなんて面白いのか?と思う人もいるかもしれませんが、実はゲームの中で写真を撮るという行為はいろいろと他にも事例があります。
 例えば、メタルギアソリッドシリーズでは、アイテムにカメラがありそれでプレイ中の画面を撮影することが可能になっていますし(実際のシナリオとは全く関係なく存在します。)、オンラインゲームにおいても綺麗な風景の場所であったり、珍しいキャラクターの画面キャプチャを取るということが良く行われていたりします。
AFRIKA™_13
 そう言う意味では、最近のゲーム機の画質の進化を考えると、AFRIKAというゲームは奇抜なゲームと言うよりは、1つの正常進化だったりするかもしれないと思ったりするわけですが。
 個人的に非常に印象に残ったのが、仮想世界というものの教育や広告における可能性。

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Sony Dealer Conventionで考える企業のファンづくりの究極の形

sdc2009.jpg 先週末、品川で開催されたSony Dealer Convention 2008にご招待いただきお邪魔してきました。
 実はその日はAMNの一日経営合宿の日だったりしたのですが、Sony Dealer Conventionは昨年も仕事でいけずに悔しい思いをしたので、双方にお願いして午前中だけ強制参加させてもらいました。
 ただ、残念ながら午前中だけの参加となってしまったために、目玉のブロガーセミナーについては結局Life-Xのヒトコマにしか参加できず。
 他の方のレポートを見る限り、他のセミナーも興味深い内容が目白押しだったようで、実に残念無念という感じです。
 
 Life-Xについては、もう少し考えがまとまってからワークスタイル・メモの方に書きたいと思いますが、まずはSony Dealer Convention自体の感想を書いておきたいと思います。
 Sony Dealer Conventionというのは、タイトルにDealerと入っているようにもともと販売店を対象として実施されてきたSonyによるSonyのためのSonyの新製品展示会。
 元々は販売店や記者の方のみを対象としてきたそうですが、徐々に利用者にも門戸を開くようになってきた経緯があるようで、昨年からはカレンさんと一緒になってブロガーも招待したりと、新しい取り組みをされている展示会です。
 ソニーのオフィシャルサイトでも、800組の公募がされたりしたようですが、何しろソニーの新製品やコンセプトモデルが一度に見られるイベントですから、ソニーファンはもちろん、ガジェット好きにはたまらないイベントだと思います。
SonyDealerConvention1.png

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日本のインターネットやブログも、ちゃんと世界とつながっていたという話。

 ストリートビュー批判の「Google の中の人への手紙」の海外での反響 – アンカテを読んで。
 Googleの話題といえば、新ブラウザChromeになってしまっている今日この頃、いかがお過ごしでしょうか。
 今更ストリートビュー議論の話題を取り上げるのも何なのですが、この話は個人的にもメモしておきたいと思ったので周回遅れでエントリーしておきます。
 といっても、今回取り上げるのはストリートビューのプライバシー問題ではなく、それをめぐる議論の流れ。
 冒頭に取り上げたアンカテのessaさんの活動の話です。
 
 
 始まりは、はてなブックマークが700以上ついて話題になった樋口さんのこの記事。
Google の中の人への手紙 [日本のストリートビューが気持ち悪いと思うワケ] – higuchi.com blog
 
 これを読んだessaさんが、自らも参加されているGlobal Voices Onlineでこの記事の英訳を推進されます。
 (実は私もGlobal Voices Onlineの末席を汚しているのですが、貢献は全くできていません(涙))
グーグルにNO!と言えるニッポン – アンカテ
 で、生まれた英語の記事がこちら。
Global Voices Online » Japan: Letter to Google about Street View
 で、この記事がなんとSlashdot本家に取り上げられたり。
Slashdot | Google’s Streetview Seen As Culturally Insensitive In Japan
 複数の英語ブログで取り上げられたり、中国の掲示板でも話題になったりと話題が伝播。
 しまいにはラジオ番組に翻訳者の方がインタビューされたりもしたそうです。
 で、さらに興味深いのは、essaさんがこのリアクションの一部を日本語に再翻訳したこと。

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Blog Action Dayの日本語ページ作成に協力してみました。

 先日ご紹介したBlog Action Day 2008についてですが、今年のテーマは有言実行と言うことで、とりあえず早速ページの日本語訳に協力してみました
 まだシステムの都合上、翻訳対象が一部ページなのですが、おかしい表現等あればご指摘頂ければ幸いです。
 というか、実は翻訳されていない部分が多数あるので、翻訳にご協力頂ける方を鋭意募集中です。
 私の実力ではこの程度で終わってしまいそうです・・・(早くも燃え尽き症候群・・・)
blogactiondayjp.png
 
 ちなみに、今日時点ですが、サイトのブログの登録数3,289に対して、日本語ブログの登録数は42。
 な、なんと1%ちょっとです。
 とても、日本語ブログが世界で英語ブログとトップを争うほど数が多いとは信じられない数字ですね。
 やはり、日本語ブログってスパムばっかりだったということなのでしょうか・・・
 単純に、日本ではこういう企画というのは盛り上がりにくいという話なんでしょうか・・・
 それとも、やはり登録フォームが英語だから敷居が高いんでしょうか・・・
 
 せっかくやるなら、もう少しちゃんと認知されるようにやりたいので、「こういう企画をやったら?」とか、「一緒になにかやりましょう」という方のご連絡を、本気でお待ちしております・・・