ONEDARI BOYSの企画で『Google Analytics 入門』をいただきました。
Google Analyticsはリリース当初にアカウントを作成したのですが、忍者ツールの有料版にお金を払ってしまっていたこともあり、実は操作が良く分からずに放置してあったというのが正直なところでした。
忍者ツールの方がとりあえず必要十分な機能が揃っているということで、やっぱりGoogle Analyticsは無料だからそれほど使い勝手良くないなーと思っていたのも正直なところです。
ただ、丁度今月忍者ツールの更新期限が来るのもあり、Google Analyticsで無料で済ませられるならそうしたいと思っていたところでした。
カテゴリー: 読書メモ
下流社会 (三浦 展)
「フラット化する世界」を読んだのもあり、ちょっと気になったので下流社会を読んでみました。
正直、下流社会というネーミング自体、煽っている感じがあって好きではなかったのですが、フラット化する世界を読んで、世界のフラット化が日本の格差社会を生んでいるという現実に改めて気づかされたこともあり、本書の主張には納得できる部分が多々ありました。
特に、希望格差が縮小する世代と拡大する世代というのには妙に納得。
個人的には、世代論はあまり好きではないのですが、確かにこれだけ環境が違えば、世代を覆う空気がこれだけ違うのにも納得です。
まぁ、どっちにしろ個人としては、いまさら選択の余地は無いわけで、下流社会に描かれた現状は現実として受け止めつつ、自分は今をどう生きるかを考えるしかないのかなと思いますが。
アンビエント・ファインダビリティ (ピーター モービル)
アンビエント・ファインダビリティは、ちょっと前に話題になっていたオライリー本です。なんだか難しそうなので敬遠していたのですが、本屋で見かけて立ち読みしたら案外読みやすそうだったので買ってみました。
アンビエント・ファインダビリティとは何かという詳細の解説については、翻訳を担当された浅野さんが出版イベントのプレゼン資料を公開されているのでそちらをご覧頂くとして。
この本では「アンビエント・ファインダビリティの世界では、誰の居場所でも何のありかでも、いつでもどこでも見つけることができる。」というのが一つの世界観として提示されています。
技術の圧倒的な進歩により、これまでの物質中心の世界とは全く異なる価値観の世界が今もうすぐそこまで来ているというより、すでにその世界に突入しつつあるわけですが
この本は、そんな、情報化社会の歴史や特徴、課題や可能性を様々な視点から提示してくれる書籍です。
フラット化する世界(下) (トーマス・フリードマン)
フラット化する世界(上)からの続き。
ちなみに個人的に印象に残ったのは「アルカイダは、インフォシスがグローバルな共同作業に使っているのと同じツールを、製品や利益を生み出すのではなく、暴力や殺人を生み出すために使用している。」というくだり。
アルカイダがインターネットを効果的に活用して、その勢力を維持しているという話は良くされますが、たしかにこうやって比較すると、アルカイダのアプローチというのはベンチャー企業が大企業に対してゲリラ戦を展開するアプローチと似ています。
フラット化する世界(上) (トーマス・フリードマン)
ウェブ2.0は夢か現実か? (佐々木 俊尚)
ウェブ2.0は夢か現実か?は「グーグル」の著者としても有名な佐々木さんの新著です。
光栄にも献本をいただきましたので、早速読んでみました。
ちなみに、この本はHotwiredに連載されていた「佐々木俊尚のITジャーナル」を加筆・修正した本になります。白田先生のインターネットの法と慣習につづきHotwiredブロガーの書籍化ラッシュと言うところでしょうか。
ブログのほうは、もちろんリアルタイムで読んでいたのですが、改めて今になって一つ一つの記事を読んでみると当時とはまた違った印象を受けるのが不思議なところです。
Danさんが、この本は「ウェブ2.0は夢か現実か?」ではなく「佐々木俊尚のネット事件簿」がいいのではと書いていましたが、私も同意見です。