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ブログのススメ Archive

 先週、こんな記事がブロガー界隈でちょっとした話題になってました。

「TwitterやFacebookの次は何が来るか」だって?そりゃお前、ブログに決まってんだろ! - イケダノリユキブログ
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 この記事に下記のようにやまもといちろうさんが被せていたので混乱してる人も多いようですが、こっちのイケダさんはイケダハヤトさんじゃなくて、イケダノリユキさんです。

このブログをどっちの方向へ進めていくのがいいんだろうね会議: やまもといちろうBLOG(ブログ)

 上記の記事については何の異論もなく、別に普通にスルーしてたんですが、ちょっと気になってるのがその後にそれを受けてブログを書いている人たちやツイッター上の反応。

 イケダさんの記事ではちょっと釣りっぽいタイトルになってるので、タイトルだけ読むとTwitterやFacebookブームの後にまたブログブームが来るように読めてしまうかもしれませんが、実際の記事中ではイケダさんはそんなこと言ってません。
 TwitterやFacebookの次にどんなサービスが流行るのか予想して、それをほかの人よりも「いち早く活用して、一目置かれる存在になりたいんです」と言っている人に、そんなこと言っている暇があるならブログを書いた方が早いよ、って言ってるんですよね。
 別にまたブログブームが来るとか一言も言ってません。
 
 実際、何度もソーシャルメディアサミットの時に紹介してますが、日本においてはウェブサービスは流行語大賞とともに、一年で最先端の注目のサービスの座を追われるという不思議なサイクルを繰り返してきています。

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 こういう視点で見るのに慣れている人からすると、FacebookすらLINEに負けて伸び悩んでいるサービスということになってしまうらしく、気が早い人はLINEの次は何が来るのかという議論を始めているようです。

 そんなところに、イケダさんがこの記事をぶっこんできたわけですから、タイトルだけ読んでやっぱりそうか、これからはブログだ、とか言い出す人がいるのは、まぁ分からなくもありません。

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 ちょっと間が空いてしまいましたが、AMNブロガーTVのゲスト紹介企画として、TEDに出演を果たしたBLACKさんオフィスレポートの櫛井さんに続く第三弾として、白坂さんの回を紹介したいと思います。

 白坂翔さんの面白いのはその経歴。
 防衛大学に通っていたのに、中退してデザイン会社を設立。

 デザイナーとして活動してるかと思うと、その後コワーキングカフェのブームの先駆けとなるJELLY JELLY CAFEを立ちあげ。

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 そうかと思うと、昨年にはボードゲーム好きが高じて、人狼のゲームを作る株式会社人狼を設立しちゃっていたりします。

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 すいません、すっかりブログで告知するのを失念してしまっていたのですが。
 今年もアルファブロガー・アワードを継続して実施してまして、ノミネートの募集を行っております

 な、な、なんと気がついたら締切が明日(というか今日!)です!告知が遅すぎてすいません(汗)

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 昨年は、記事単位での募集という形に挑戦してみましたが、今年は再びブログ単位に戻っています。
 ただ、今回は投票企画の前に、カテゴリを決めるというチャレンジをしてみました。

 今回皆さんからも応募いただいたカテゴリの中から、選んだのが下記の16カテゴリ。

・写真
・デザイン
・ペット
・料理・レシピ
・芸能人・有名人
・医療
・ガジェット
・ゲーム
・スポーツ
・政治
・金融・経済
・書評
・ライフハック、仕事術
・ファッション、ビューティー
・ビデオキャスト、ポッドキャスト
・2ちゃんねるまとめ、面白ニュース
 
 正直なところ、ちょっと欲張ってカテゴリを増やしすぎてしまったので、カテゴリによってはノミネートが十分に集まらなくって、これから実施する投票企画が成立しない可能性もあるのではないかと心配していたりします(汗)

 是非、各カテゴリの皆さんのお勧めブログを、ノミネートに推薦して頂ければ幸いです。

 Twitterでもノミネートをできるような仕組みもご用意してますので、是非試してみてください。
 ノミネート自体は、お一人で何ブログでも推薦して頂いて結構です。

ノミネートにご協力いただけるという方は、こちらからどうぞ

 Goodpicの金子さんが「ブログのコメント欄を、TypePad Connect で」という記事を書いていたので、早速真似して私のブログのコメント欄もTypePad Connectに変更してみました。

 TypePad Connectというのは、ASP型で提供されるコメント管理サービス。

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 私のブログのコメント欄はこれまであまりにスパムが酷く、正直全く機能していなかったのが現状です。

 なにしろ管理人である私自身のコメントすらスパム扱いされるぐらいですから、他の人のコメントがどれだけスパム扱いされてしまっているのか想像に難くありません。(コメントしていただいている皆さん本当にすいません)
 ただ、一日数百件を超えるすさまじい数のスパムコメントが毎日毎日来ているので、正直管理が不可能だったのです。


 これが、TypePad Connectでは、コメントがシックスアパート管理のウェブサービスで管理されるので、スパム対策が強化されるのが期待できる模様。
 さらには、自分のブログのコメントだけでなく、他のブログにコメントした際に返事があったらメールを受け取ったり、コメント欄に写真が表示されたりプロフィールページへのリンクがされたりと、便利そうな機能が盛りだくさんです。

 まぁ、こういうプラグインは海外ではいろんなサービスが提供されているのを見るのですが、なんかいきなりサービス終了しそうで踏み切れなかったのが正直なところ。
 TypePad Connectはシックスアパート提供というのがちょっと安心感ありますよね。

 ということで、これからはもう少しこのブログのコメント欄の対応はマシになると思いますので(そもそもコメントするほどブログ記事を書いていないという説もありますが)、今後ともよろしくお願い致します。

blogradar_logos.png AMN、ブログで注目の話題を自動で抽出する「ブログレーダー」を読んで。

 ブログラボの方でもご紹介させて頂いていますが、本日「ブログレーダー」なるサービスを公開しました。
 複数のニュースサイトでも取り上げて頂いて本当にありがたい限りなのですが。
 こちらのブログで、AMNでなぜわざわざこんなサービスを開発しようと思ったのかという背景を書いておきたいと思います。


 私が二回ブログを挫折した後に、このtokuriki.comの素となるNetcom Eyeというブログを始めたのは、2004年5月のこと。
 なんといっても、大きかったのはCNETでブログを連載されていた梅田さんの影響です。

 毎日のように梅田さんのブログを通じて提供される新しい視点や、問いかけに刺激を受け、梅田さんと、その周りの人たちとの議論をみながら、自分もこの議論の輪に参加したい。
 そんなことを思ってブログを始めた一人の読者でした。

 当時は、梅田さんの「Blogは究極の知的生産の道具」という記事を読んでもぴんと来ていなかったのですが、それが理解できていなくても、日々ブログの面白さにどんどんのめり込んでいく自分がいたのを良く覚えています。
 ネット世代・PC世代の議論とか、独特のGoogle論とか、それはもう一つ一つの議論が、当時まだなれないネット業界で孤独感を感じていた自分には本当に新鮮で、梅田さんを中心としたIT系ブログ界隈で展開される一つ一つの議論に、大なり小なりなんとか参加しようとしていたりしました。


 そんな私がブログにはまっていく上で、大きな役割を果たしてくれていたのがトラックバック機能。
 一つ一つのブログの記事だけでも十分自分の刺激になっていたのに、トラックバックをたどっていくといろんな視点から議論がつながっていて、一つのニュースや話題を多様な視点から考えることができる。
 それはもう本当に刺激的な世界でした。

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BLOG15.NET : ブログはこれからおもしろくなるのかな? - livedoor Blog(ブログ)を読んで。

 もうすでに議論が一周して終わっているのですが、先週、後発のブログにとっては昔ほどブログが面白くないのではないのか、というような議論が盛り上がってました。
 完全に周回遅れなのですが、個人的に前から気になっている話題で良い機会なので、自分の考えをメモしておきたいと思います。

 ちなみに、上記の記事にコメントしている主なブログ記事はコチラ

ブログを始めてからアクセスが伸びるまで - 北の大地から送る物欲日記
404 Blog Not Found:読者という神は自らを助くbloggerを助く - blogを続ける3つのコツ
ブログのアクセス数は、見えないコミュニケーションと人間関係に依存する*ホームページを作る人のネタ帳


 議論で話題になっているような、新規参入者に対する障壁のようなものがあるかないかと言われたら、それは多分間違いなく障壁はあるんだと思います。
 ブログがはやり始めた2003年~2004年頃に比べたら、ブログの数自体は明らかに増えていますし、同じようなテーマのブログも増えています。
 当然、すでに先行して運営されているブログに対して、同じようなテーマの後発のブログが不利な立場にあるのは間違いありません。

 ただ、当時と今を比較して、感じるのは新規注目ブログの見つけやすさの変化。
 たとえば、はてなブックマークの人気エントリーとか、ライブドアリーダーの注目度ランキングとか、普通に固定のブログを見ているだけだと出会うことができないブログに出会えるサービスが登場し、2003年とか2004年頃に比べるとはるかに新しいブログを見つけやすくなった感じがあります。

 ブログの数が増えた分、読者の数も増えているはずで、必ずしも後発だからといって注目を集めるのは不可能ではないと思うのですが。
 たしかに後からブログを始めた人の多くが、ブログの読者数を増やすのが難しいと感じているのは事実でしょう。


 そんな中、上記の記事を見て、自分ならどうするかなーと考えてみたのですが。
 もし、今からブログを始めて読者数を増やしたいのだとしたら、やはりポイントはブログのテーマ設定ではないかと思います。
 (ちなみに、個人的にはブログは自分のために書くべきだという論者で、多くの人に読んでもらえる方が良いとは限らないとか思っている人間です、念のため)


 個人的にブログを書く上で、大きな分かれ道になると思っているのが、

■自分の興味の延長で書くのか
■テーマ重視で書くのか

 という二つの選択肢。

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alphabloggers_logo.png 【アルファブロガー・アワード2007】デイリーポータルZ林氏講演「ネットは思いつきが力を持つ奇跡のツール」を読んで。

 本当は、先日の感謝記事の後、アルファブロガー・アワードに関する皆さんのフィードバックや感想記事をちゃんと一通りカバーした振り返りエントリーを書くつもりでいたのですが。
 想像以上に、アルファブロガー・アワードに言及されている記事が多くて追い切れていないのと、息子にノロウィルス(ロタウィルスかも?)を移されて月曜日の夜からあっさり倒れてしまって水曜日の朝まで爆睡してしまい、なんだかもうそれどころではない状態ので、一つだけ感想記事をあげておきます。


 今回のアルファブロガー・アワードでは、デイリーポータルZを運営されている林さんに基調講演をしてもらいました。
 実は、私はネットデビューが遅かったので、恥ずかしながらデイリーポータルZの背景を今回の話があるまで良く知らず。
 ニフティに依頼されて書いているプロのライターの方なのかなーと勝手に想像していたのですが、大間違い。
 実は、林さんって、ニフティという企業の中にありながら、インターネットならではの可能性を切り開いてきたブロガーの大先輩のような人だったんですよね。
 まぁ、その詳細は記事なり、ミズタマのチチさんによるアルファブロガー・アワードのサイトの詳細ログを読んでいただければと思いますが。

 そんな林さんのプレゼンでとても衝撃を受けたのが、冒頭のBroadBandWatchの記事でもピックアップされている「インターネットは個人の思い付きが、ついうっかり影響力を持つ奇跡のツール」というフレーズです。


 長くブログを書かれている方であれば、大なり小なりこの言葉に共感される人は多いと思いますが。
 当日の個人的には、これはまさに自分にたいして言われたような感覚を受けた言葉でした。

 なにしろ、アルファブロガー投票企画自体が、その典型的な事例だったわけですから。

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alphabloggers_logo.png 昨日、無事アルファブロガー・アワードイベントを開催させていただきました。
 参加していただいた皆さん、ありがとうございました。

 詳細の感想や、早速あがっている皆さんのブログ記事に対するレスポンスは、落ち着いてからまとめさせていただきたいと思っていますが、まずはこのエントリーを皆さんへの御礼とさせてください。


 先日ブログに書かせていただいたように、一度は終わろうと思っていた企画ですが、昨日は本当にいろんな方から、いろんな励ましの言葉や叱咤の声をいただくことができ、企画を続けることにして本当に良かったと感じています。

 また、今回のアワードでは事前に推薦という形を取ったことで、本当に幅広い分野のブログを書かれている方々に参加いただくことができました。
 清田さんが、ブログ新大陸を発見というフレーズを使っていましたが、個人的には自分自身がネット業界関連のブログしか見ていない井の中の蛙だったというのを思い知ることができた数ヶ月だった、というのが正直なところです。

 今回のアワードを通じて、アルファブロガー投票企画を全く知らなかったような方々にも、ブログというツールは、芸能人のような元々有名人だけでなく、一般の人も長く続けていくと多くの人に読まれたり、いろんな良い出会いや経験があったりするというのを、知ってもらえるきっかけになれば幸いです。
(もちろん、そんなこと知ってるよ、という人には余計なお世話かもしれませんが・・・)

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alphabloggers_logo.png いよいよ明日は、アルファブロガー・アワードのイベントになるのですが。
 先日、イベントのミーティングの際に話題になって、自分の中で消化できていない問題があるので、ブログに書いてしまいたいと思います。


 シックスアパートの方に教えていただいたのですが。
 なんでもWikipediaに書いてあるアルファブロガーの説明文でちょっとした議論がおこっているようなのです。
 
 個人的にはWikipediaで、アルファブロガー企画にたいして厳しめの発言がされているのは知っていましたし、ある意味事実も含まれているので、Wikipediaの人たちがそう見ているなら仕方がないと正直諦めていたのですが。
 シックスアパートの方から、何も知らない人や、今回ノミネートされた人たちに嫌な思いをされる可能性があるので修正した方が良いのではないかとアドバイスを受けて、正直悩んでいます。

 投票企画の主催者である私が、主観的な文章でこのページを編集するというのは、どうもWikipediaの作法に反しているような気がしますし、そもそもWikipediaを編集したことがないので、やり方もよく分かりません。

 かといって、このまま誤解や勘違いの部分も放置するのは、アルファブロガー・アワードで選ばれた方に失礼な気もします。

 数日悩んでみたのですが。 
 発表も明日に迫っていることですし。
 正しいのかどうかは分かりませんが、自分のブログから私の視点から見た歴史と背景を言及しておくことにしたいと思います。

 キーワードを編集された方、もしくはWikipediaの中の方がこの文章を目にされるかどうか分かりませんが、もし目にされたら、是非一度ご検討いただければ幸いです。

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 金曜日に、RTCカンファレンスでパネラーをさせていただきました。
 ご参加いただいた皆さんありがとうございました。

 途中からちょっと感情的になってしまった(感傷に浸ってしまった?)ところもあり、ひいてしまった人も多かったかもしれませんが(汗)、当日の話の補足をしておきたいと思います。
 (当日の詳細なログはParsleyさんがまとめていますので、興味のある方はこちらをどうぞ。)


 私自身が、ブログネットワークのAMNに所属していると言うこともあり、当日の話の流れでメディアビジネス的な話も多くしてしまったのですが。
 個人的には、ブログが面白くなるかどうかは、メディアビジネスとは実はあまり関係ないのではないかと思っています。

 ビジネスの視点で考えるなら、事業者はあくまで現状の状況からどうやってビジネスをするべきか考えるべきで、佐々木さんが話されていたように、利用者のメディア消費が携帯や他のプラットフォームに移っていると考えるならそちらにシフトするのもありでしょうし、現状をふまえてそれをどのようにビジネスにするかというのを考えるのもありでしょう。
 何も儲からないところで無理に勝負する必要はありません。

 また、ブログを書いている個人の視点で考えるなら、結局一人一人にとってブログが面白いかどうかは、その個人の問題。
 私自身も、以前から「ブログは自分のために書くべき」論者ですから、もしブログを自分のために書いても役に立たないと思うなら続ける必要はないと思っています。
 ブログが面白くないと思うなら、その時間を他のことに使えば良いだけ。

 そう言う意味では、ブログ限界論とか、ブログが面白いかどうかと言う議論自体に意味があるかと言われると、実は意味はないのかもしれません。

 やはりブログに限界があるとするなら、その限界はツールではなく、ツールも含めてそれを使う側の「人」にあるということでしょう。
 
 
 ただ、それでも何でそんな議論に一生懸命首を突っ込むのかと言われると。
 やはり私自身がブログというものに、インターネットの大きな可能性を見てしまっているからだと思います。

 ことある毎に、ITmediaの岡田さんの百式の田口さんインタビュー記事の「みんながちょっとずつ頭が良くなる世界」というフレーズを引用させてもらっているのですが、ブログというのはまさにその世界観を現実的にしてくれたツールだと思っています。
 もちろん、ブログ以前も2ちゃんねるの掲示板のような場所はありましたし、これからもmixi日記やTwitterのようにプラットフォームを移して、同じような知の交換は発生していくんだと思いますので、そう言う意味では、ツールは何でも良いのですが。
 やはり、個人がメディア的な価値を持てるということを実体験するという意味では、現状はブログが一番分かりやすいように思います。

 自分のためにメモとして書いた記事が、いつのまにか検索エンジンで見つけられて誰かの役に立ったり、日々書いていたことのつながりが、インターネット上の誰かと出会うきっかけになったり、自分の発言や考えがたまたま多くの人の目にさらされることになり、何かを生み出す力の一つになったり。
 
 単純に情報やデータを受け取るために受け身に使っていたインターネットが、自分の行動によって多少なりとも変化する可能性がある存在だというのに気づく入り口のように作用してくれる、ブログはそんなツールのように思っています。

 そんな中、私がこの数年ぼんやりと感じているのは、そんなインターネットの可能性を理解してくれている人が一人でも多くなることで、「何か」が変わっていくのではないか、もしかしたら、「私たちが」何かを変えていくことができるようになるのではないか、ということです。


 誤解を恐れずに例えると。
 映画「マトリックス」で、キアヌ・リーブス演じる主人公のネオが、モーフィアスの導きによって、自分が生きている世界が実はマトリックスという仮想世界で、自分ができることの限界は、自分の心が作っていることを体感していくプロセスがありますが。
 イメージとしてはまさにあんな感じ。

 自分がただインターネットを受け身に使う存在ではなく、自分自身がインターネットを構成している一員だと知り、自分がインターネットに小さいながらも影響を与えることができる存在だと言うことを分かってくれる人が、一人でも増えれば。
 インターネットは、もっと私たちにとって面白い世界になるのではないかと、少なくともそうしていこうと努力する仲間を増やしていくことができるのではないかと、妄想していたりするのです。


 もちろん、実際には、そんなことにはならないかもしれませんし、その未来が全員にとって良い未来になるとは限りませんが。

 もし、そんな可能性が少しでもあるのであれば。
 ブログ論がもう既に議論され尽くした議論であろうとも、パソコン通信や掲示板時代から回り続けているサイクルであろうとも、繰り返し繰り返し、場所を変え、対象を変えて議論を続け。
 その議論の過程でより多くの人たちに、ブログがそんなきっかけを与えてくれるツールであることを知ってもらうことには、一人でも多くの人たちにそのプロセスに参加してもらうことには、意味があるのではないかと思ったりするわけです。
 

 ブログを書いている人の多くは普通のサラリーマンであったり、学生や主婦であったりする中で、「ブロガー」という言葉を多用することに、違和感を感じている方も多いかもしれませんが。
 私の中での「ブロガー」というのは、インターネットに積極的に思考や感情を公開している、インターネットで脳がお互いにつながっている人たちをイメージしていたりします。
 そんな人が一人でも多く増えてくれれば、その分、私たちはちょっとずつ頭が良くなるのではないかと。
 そんなことを思ったりするわけです。


 当然、今後「ブログ」というツール自体には、流行り廃りがあるかもしれませんが。
 インターネットでつながっていくという感覚の価値や可能性を考えることや議論することは、何度繰り返しても決して無駄なプロセスではないのではないかと思います。

 すでに、イベント後に大量の感想や反応記事が出ているので、自分の意見や気持ちを書くタイミングを失ってしまっている人もいるかもしれませんが。
 この機会に皆さんの意見を書いてみることは、決して無駄な行為ではないのではないかと・・・
 (というのは感想記事を書くのが遅い自分への言い訳だったりするかもしれませんが・・・)

 他の方の感想記事一覧は、チミンモラスイさんがまとめてくれていますのでそちらもどうぞ

 [N] 職業ライターとブロガーの違いを読んで。
 
 R25に掲載された「職業ライターとブロガーって何がどう違うのだろう?」という記事を受けて、ネタフルのコグレさんがブロガーとライターの違いを考察していました。


 R25で「ライターとブロガーの違いを考える」というのが記事になるというのも驚きだったりするのですが、そういえば記者の方やライターの方に「良くブログあれだけ書くネタありますよね」と言われることは確かに多い気がします。

 コグレさんも書いていますが、私も日々ブログを書いていて「ライターとブロガーというのは、似て非なるもの」だと思っています。

 あまり、ブログを書いたことが無いライターの人たちからすると、同じ文章を書くという行為の視点からみて、同じ行為というような印象を受けるのかもしれません。

 ただ、個人的にはブロガーとライターの違いは、結構明らかなのではないかと思っています。

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 はてなブックマーク -アルファブロガー2006 結果発表を読んで。

 昨日、アルファブロガー投票企画の結果発表を実施しました
 早速、はてなブックマークやブログでコメントや指摘をもらっていますので、今回の発表がこの形式になった背景を書いておきたいと思います。


 初めてアルファブロガー投票企画をやってみたのが2年前。
 それが、どういう背景だったのかは、「アルファブロガー投票企画を振り返って」という当時の記事に書いてますが、ビジネス系のブログで多くの人に読まれているブログを自分が知りたかったというのと。
 当時注目されていた社長ブログとか、芸能人ブログとか、いわゆる日記の延長のものではなく、自分に役立つビジネス系やテクノロジー系の濃いブログにもっと脚光をあてたかったというのがありました。

 普通に人気ブログとかカリスマブログとかいうと、どうしても有名人ブログに焦点があたってしまうため、アルファブロガーという言葉を聞いて良く裏も調べずに飛びついたのを良く覚えています。
 (結局、はてなキーワードにも書いてあるように、アルファブロガーと言う言葉はアメリカでは根付かず、A-List Bloggerと呼ばれているようです。)

 
 ただ、あれから2年が経ち、いわゆるアルファブロガーを「探す」という投票企画の役割は終わっているのは明白です。
 今回指標として利用させていただいたfeedmeterやTechnorati、livedoor Readerのランキングを見れば、人気ブログの傾向は知ることができますし、はてなブックマーク経由で面白いブログを見つけることも比較的容易になりました。

 そういう意味では、これらのランキングに出てこない濃いブログを探すと言う形であれば、投票企画の意味もあるかとは思うのですが、投票と言う形式上、過去の結果を知らない人が既に選ばれたブログに投票しがちと言う傾向があることもあり、今回のようなある意味当たり前のランキングを改めて出すと言う形に落ち着いた次第です。

 
 ちなみに、はてなブックマークで「「人間が意識してない人気サイトの発掘」という機械集計のメリットを、人間の投票が無効化してしまっていることに。」や、「投票フォームでの統計なので"アルファブロガー2006"の存在をより告知したブログが上位を占めるのは必然。はてな人気エントリー常連のGIGAZINEが入っていないアルファブロガートップ40なんてと言わざるを得ないお粗末さ」というコメントをもらっています。一部誤解もあるようなので、今回の仕組みについて説明しておきます。


 今回のトップ40選出にあたっては、あえて機械集計だけでなく、投票と言う要素も維持しました。
 順番としては投票が先でそれがノミネートという扱いになり、ノミネートされたブログに対して機械集計を適用するという順番になっています。

 そのため、まずは人間の目や印象で「アルファブロガー」にふさわしいブロガーを投票してもらっている形です。
 機械の自動集計だけでは、当然ニュースサイトや、芸能人ブログが上位に入ってくるケースがありますので、人手によりふるいにかけている形になります。
 もちろん、事務局側で選抜しても良いのですが、人によって「影響を受けたブログ」の定義は異なるため、今回は投票による選抜と言う形にこだわってみました。
 (ちなみに、私も意外だったのですが、GIGAZINEはここで投票が少なく対象から外れる結果になりました。今改めて考えると、GIGAZINEはブログではなくニュースサイトと捉えられている、ということなのかなーと思います。確かにGIGAZINEの山崎さんのインタビューでもブログという言葉は出てこない気がしますし。)


 また、これまではこの投票の数だけをもとにアルファブロガーを選んでいたため、投票企画を「告知したブログが上位を占めるのは必然」という問題もありました。
 また、組織票や不正な重複投票の影響も受けやすいという要素もありました。

 そこで今回は複数の投票があったブログを一旦リスト化し、そのブログに機械集計を当てはめると言う形にしています。
 リストに入ったブログについては、投票が何票であろうが投票数によるポイントの補正はしていません。(ですので、無名な自分のブログへの不正投票は何票投票しても無駄だったことになります、あしからず)  

 その結果、多くの人が指摘しているように、見る人が見れば当然のトップ40という、ある意味当たり前で驚きの少ないリストになっているとは思います。
 まぁ、そんな2年程度で順位がころころ入れ替わるものでもないと言う意味では、やはりブログにおいては継続は力なりということなのではということを個人的には再確認しています。

(なお、複数の投票が合った同一ブロガーが複数のブログを運営している場合は、最もポイントの高いブログを掲載しています。連載を停止した佐々木さんのブログがランクインしているのは、CNETの佐々木さんへのブログの投票を元に、最もポイントが高かった佐々木さんのブログを掲載しているためです。)


 もちろん、今回の方法も試行錯誤しながらのものですので、とても完璧とはいえません。
 評価指標がはてなブックマークやlivedoor Readerの購読数など、IT系の人が評価されやすい指標が多いため、比較的技術系のブログが評価されやすい傾向にあります。
 「アルファブロガー」≒「影響力のある多くの読者に読まれているブロガー」という意味では、特定の業界においてアルファブロガー的な人はもっといると思いますし、このトップ40に載っていればえらいとか、いう話ではもちろん無いと思います。
 人によって役に立つブログ、影響を受けるブログは違いますから、この40のブログを多く読めばいいという話でもありません。

 ただ、ブログをあまり知らない人に、ブログというのがただのネット上の日記ではなくて、こういうメディア的な影響力のあるブログもあったり、そういうブログの書き方もあるというのを知ってもらえたり。
 初めてブログを読む人が、自分に役立ちそうなブログを探す際の一つの参考として使ってもらったり。
 こんな面白いブログがあったんだ、と気づくきっかけになったり。

 投票企画を運営した人間として、またブログのおかげでいろんなことを経験させてもらった人間として、今回の投票企画がそんな風に何かの役に立てば幸いです。


 改めて。
 投票にご協力いただいた皆さん、告知やデータの抽出にご協力いただいた皆さん、本当にありがとうございました。

ブログが死ぬとき - ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦 [ITmedia オルタナティブ・ブログ]を読んで

 なかなか刺激的なタイトルの記事を吉川さんが書かれていました。

 なんでもgooリサーチの調査結果で、ブログ作成経験があるアンケート回答者のうち30%の人がすでにブログをやめているとのこと。
 さらに、吹風日記さんによるはてなダイアリーの継続率調査も掲載されています。

 面白かったのでこちらにも転載するとこんな感じ。

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i d e a * i d e a - 【ブロガー応援企画】 SONYさんとのブロガーダブルチャンスキャンペーンは今日が締め切りっすを読んで。

 田口さんがアカデメディアがらみで興味深い企画をやっています。
 その名も「ブロガーダブルチャンスキャンペーン」

 クイズに答えると賞品がもらえる、というところまでは一見普通のキャンペーンなんですが。
 ブログでそのキャンペーンを紹介して自分のブログ経由で応募した人が当選すると、なんとそのキャンペーンを紹介したブロガーも賞品がもらえる可能性がアップするというブロガー応援型キャンペーン。

 残念ながら、ブロガーの申し込みは昨日まで。
 自分はボーっとしているうちに申し込み忘れて、いまさらこんな記事を書いていたりするんですが。


 この、自分が欲しいものを紹介すれば、その欲しいもの自体がもらえるという仕組みは非常に好感できます。
 
 通常のアフィリエイトだともらえるものはお金。
 もちろん、お金があればそれで欲しいもの買えば良いじゃないかという話であるんですが、それだとその商品に興味の無い人も集まってしまいがち。
 
 ブロガーダブルチャンスキャンペーンのような形だと、自分が「好きなもの」を紹介すれば、その好きなもの自体がもらえるわけで、こういうキャンペーンでは純粋にその商品が欲しい人が集まってくれそうな印象があります。


 個人的にも、ONEDARI BOYSという、おためしブロガー集団の末席に入れてもらってますが、この欲しいものを企業におねだりしてブログで紹介するという仕組みは、意外に面白い仕組みです。
 おかげで私も、Yahooラーメンに始まり、スカイプのウェブカムや、ポストイットから、睡眠を改善する健康食品グリナまで、実にいろんなものを頂きました。
 
 一見、炎上しやすそうなこの取り組みが意外に炎上せずにこれまで来れているのは、やはりブロガーが欲しいものを「おねだりして」書いているからというところにあるような気がします。
 これが企業主導で、企業から宣伝したい物がブロガーにこっそり送られてきて、興味も無いのに宣伝していたらどうなったことか・・・


 まぁ、企業の側からすると、リサーチ会社に大金を払って人を集めてもらってグループインタビューとかサンプル調査するぐらいなら、ブログ書いている人にタダで商品を試してもらった方が、ネット上の口コミも狙えてコストパフォーマンスも良いのかもしれませんから、今後もこういう取り組みはいろいろ増えそうです。

 最近は、田口さんのブロガーダブルチャンスキャンペーンをはじめ、企業が一般のブロガーを集めてサンプル商品を配るサービスをビジネス化しようとしていたり、ブログで商品について書くとお小遣いがもらえるサービスがあったりしますから、ブログを書くとお得な思いをすることというのがますます増えていくんでしょうか。

 ブログを始めた当時は、インターネットに文字を書いていることで、「物」をもらえるようになるとは夢にも思いませんでしたが。
 実に今後が楽しみです・・・

 先日「ブログは居酒屋コミュニケーションみたいなもの」という記事で、ブログを書くのに、おおげさな「文章力」なんて必要ないんじゃないかと思う。という話を書いたが、もちろんこれは「文章力は重要じゃない」という話じゃない。

 実は、そもそも自分がブログを一生懸命書くようになったのも、文章を書く練習をするためだったりする。
 もともと自分は、どちらかというと口から先に生まれたような人間なので、文章で説明するよりも、相手に会って直接説明する方が得意なタイプだった。

 何しろ、相手にあって話せば相手の反応も分かるし、それに応じて会話の内容を変えられるが、文章ではそうもいかない。
 メールもメッセンジャーも実は苦手というのが正直なところだった。 


 ただ、現在のところやっぱりインターネットの最大のメリットを得られるのは何と言ってもテキストコミュニケーションだと思う。

 ブログにしろ、メールにしろ、テキストのコミュニケーションであれば非同期で、しかも不特定多数の相手とやり取りをすることが可能だ。
 これが直接会っての会話となると、数人から数十人がせいぜいだし、セミナーで喋っても数百人が限度だろう。

 それに何と言っても現在のところは検索エンジンで探してもらえる唯一のコンテンツだし。

 もちろん、今後ポッドキャスティングとかビデオチャットとかが手軽になればまた状況は変わってくるのかもしれないけれど、とりあえずここ数年のインターネットコミュニケーションの主流はやっぱりテキストコミュニケーションだと思う。


 でも、テキストコミュニケーションは、電話や対面の会話に比べてどうしてもトーンとか、雰囲気みたいなものを伝えるのが苦手。
 相手の顔色を見ながら文章を綴るわけにもいかないし、丁寧な文章と、ぶっきらぼうな文章だと相手の受け取る印象も大きく変わってきてしまうし、それによって相手を傷つけたり、勘違いがおこって喧嘩になったりなんてことになりやすい。
 
 リテラシーという言葉で書いてしまうと、なんだか小難しげな感じだけど。
 そういう意味では、やっぱり今の時代はある程度テキストでコミュニケーションする能力ってのを鍛えるべきなんじゃないかと思う。

 
 そう思ってこの2年ブログを毎週のように書いてきたが、そういう文章力の練習としては、ブログは間違いなく良いツールだと思う。
 メールを同じ数送り続けていたら、多くの人にはスパムメール扱いされるだろうし、かといってテキストファイルで自分のPCにだけ保存していたら、誰の反応も見ることは出来ないし。

 ブログなら、コメントやトラックバック、アクセス数にブックマーク数とさまざまな形でフィードバックを見たり、共感や反感を感ることができるわけで、仮にブログが炎上してしまったり、燃え尽き症候群になってブログに飽きてしまっても、何かしら得られるものはあると思う。
 
 そんな練習ぐらいのつもりでブログを始めてみるのも良いんじゃないかなーと思う今日この頃です。

 もちろん、だからといって2年間ブログを書いてみて、自分の文章力が向上したのかと言われると怪しいところではあるんですが。

 良くブログを書いたことが無い人と話をすると、「私は文章力が無いからブログなんて書けない」とかって話になることがある。

 多分、ブログに書くのを、ニュースサイトの記事とか本を書くとかいうのと同じと思うとそういう話になりやすいのかもしれない。
 でも、個人的には、実は普通のブログ書くのに、いわゆるおおげさな「文章力」なんて必要ないんじゃないかと思う。


 ちなみに、最初に断わっておくと、私はブログは「コミュニケーションのツール」だと思っている。
 
 もちろん、昔書いたみたいに、あくまでブログ自体は自分のメモぐらいの感覚で書いているわけだけど、その書き方のスタイルは実はメールとか、雑談に近い。

 要は自分の興味のあるニュースや出来事に対する感想を、書いて自分の考えを整理したり、記録したりする目的で書いているわけで、そもそも、独り言みたいなもの。
 でも、ひょっとしたら誰かが読んでくれるかもしれないわけだから、どちらかというと独り言だけど誰かに話しかけてる感じに近い。

 例えば、会社の同僚と居酒屋に飲みに行って、今日の日経新聞やYahooトピックに出ていた話題について話をする。そんな感じのノリだ。

 
 確かに、ニュースサイトや雑誌に記事を書いたり、本を書いたりって言う経験は、それほど多くの人がするわけじゃないから、「文章力」とかっていうと何だかおおげさな感じがするんだと思うけど。

 別に誰でもメールは毎日書いてるだろうし、飲みに行ったら会話もするはず。
 文字のコミュニケーションと思えば、誰でもが自分なりのスタイルでやっているはずで、全然特殊技能じゃない。

 ブログに書くのなんて、そんな感じで肩の力を抜いて書けば良いんだと思う。 


 なにしろ、同僚と居酒屋に飲みに行ったところで、自分の話自体を聞いてもらえるのなんて長くても正味1~2時間ぐらいだし、話を聞いてくれる人も数人が良いところ。

 それがブログなら時間は無制限だし、ひょっとしたら多くの人が話を聞いてくれるかもしれないし。
 もちろん誰も読んでくれないかもしれないけれど、メールのようにスパム扱いされることも無いわけで。
 結構お得なコミュニケーションツールだと思ったりするわけです。


 まぁ、そう思うと自分がブログを一生懸命書いているのは、転職して同期との飲み会とかがめっきり少なくなって、会話ができないストレスが溜まっているからかもと思ってしまったり。

 前回の「今からブログを始める人には当然匿名ブログを進めます」という記事で、最初は匿名ブログで始めるべきだと書いたが、勘違いして欲しくないのは「匿名ブログなら何でもあり」だというわけではないという点だ。

 ちなみに、前回の記事には、Danさん、たつをさん、JDさん、たださんと、錚々たるメンバーからトラックバック(突っ込み?)を頂いてしまった。
 匿名・実名論ってのは議論し尽くされているようでも、やっぱり話題になりやすいのかなーと思う。
 とはいえ、一応このブログのススメコーナー(?)は、あくまでブログ初心者のビジネスパーソンの方をターゲットにしているので、もう一度その前提で会社員にとっての実名ブログと匿名ブログについてまとめると。


 そもそも、実名ブログのリスクとは、実名をさらすだけで発生するものではない。
 例えばブログのプロフィール欄に自分の実名を書いたところで、その名前と本人が読み手の中で結びつかなければ、プロフィール欄の名前はただのペンネームに過ぎないわけで。

 ただ、その「名前」が、例えば「会社名」と結びつくと話は大きく変わってくる。
 例えば「田中さん」がブログでNTT批判を展開するのと、「NTTドコモの田中さん」がブログでNTT批判を展開するのでは、受け取る人の印象は全く変わる。(例が適切かどうかは分かりませんが) 

 個人で発言している限りは、発言についても自己責任のはずだが、会社員の場合はどうしてもすべてがそれでは収まらない。
 特に大企業の場合、例えばその批判記事を取引先が読んだ場合、広報担当が読んだ場合、上司が読んだ場合、いずれにしたって何らかのリアクションが発生してしまうはずだ。
 企業や組織の肩書きを明示してネット上に意見を公開している以上、本人が個人的意見だと主張しても、誰かが組織や企業の意見として受け取ってしまったり、受け取られる可能性があると判断した場合、その発言が企業や組織の問題に変わってしまう。

 だから当然そのリスクを許容できない企業は、ブログ禁止を打ち出すだろうし、まだ態度を決めていない企業においても、自社の従業員の非公認の発言という行為自体を禁止しようという方向になってしまうのは、ある程度仕方が無いと思う。


 もちろん、企業や組織公認でブログを書けるなら、それに越したことはないんだけど、まだまだそういう会社は少ないと思うので、だから、とりあえずブログを始めるときにはできるだけ自分を企業や組織とひもづける情報については隠しておいた方が安全。
 なので、当然初めてブログを始める人に薦めるのは匿名ブログになる。


 ただ、勘違いしないで欲しいのは、匿名ブログとはいっても、その「ペンネームは誰か」ということを特定されてしまったら、結局実名ブログと同じになるという点だ。
 いや、もし、ばれないと思って書いていたとしたら、そのリスクは実名ブログよりも下手をしたら大きいかもしれない。

 ブログ自体を匿名で書いていたとしても、例えば友達だけにブログを教えていたりとか、異業種交流会で会った相手にはブログを見せていたりとかすると、自分で会社の人に黙っていたところで、どこかしらで話が伝わっていくものだ。
 何だかんだいって狭い日本。
 匿名ブログのあなたを知っている人と、会社員のあなたを知っている人がいつかどこかであなたの話題になる、なんてのは実はそれほど珍しい話じゃない。

 だから、匿名ブログを書いていたとしても、ある程度「いつかばれるのが前提」ぐらいの感覚で書く方が安全だと思う。
 (この辺の話は、たださんの「匿名は、維持されなければ意味がない」が参考になります)


 そういう意味では、前回の結論と矛盾しているように思えるかもしれないが、実は実名ブログと匿名ブログのリスクはそれほど変わらないのでは、というのが個人的な結論だったりする。

 なので、もしあなたが自分の上司を説得できて、広報担当が特に目くじらをたてない職場にいるのであれば、上手く根回ししてブログを書くことを公認にしてもらえるようにするのがやっぱりベスト。
 それが難しいなら、とりあえずは実名を公開している感覚をもちつつ、匿名でブログを書くというのが、普通の会社員にはお勧めかなーと思います。


 なんだかちょっとネガティブな話が中心になってきて、「そこまでしてブログを書く意味なんて本当にあるの?」とかいわれそうな感じになってしまったので、そろそろ次回はポジティブな話にしたいと思います、ハイ。

 先日、自分が人気ブログ至上主義者だと思われて悲しいという話を書いたが、もう一つ良く勘違いされるのが自分のブログの匿名・実名論に対するスタンスだ。

 先に結論から書いておくと、もし今から初めてブログを始める人には、私は間違いなく匿名でブログを始めることを進める。


 まぁ、自分自身はFPNをはじめ、自分のブログやら、AllAboutやらで名前も写真も露出狂ばりに出しまくっているので、こう書いても説得力は薄いんだろうけど。
 自分が実名でブログを書いているのは、AllAboutでネット上に顔写真を出してしまってから吹っ切れたとか、それが自分の仕事の役にも立つと思っているとか、U30世代の無邪気な露出ぶりに理解できない焦りとか恐怖のようなものを感じたからとか、そういう小さい理由の積み重ねでしかない。

 正直、最初にブログを始めるときには、いかに徳力という名前にひもづかないニックネームのIDやタイトルをつけるべきかに苦心したし、実は今でもネット上に実名を晒しまくっていることに対する漠然として恐怖感のようなものがある。
 なにしろ苗字が珍しいだけに、一度出してしまったら後にはひけないし。
 何か悪いことをしてしまったり、ネット上で問題が発生してしまったら、一生その出来事と自分の名前がリンクして記憶されるかと思うと恐ろしいものがある。

 多分、他のブロガーに比べると、自分がブログに、やれどこに行ったとか、どこで食事したとか、誰とあったとか、カジュアルなことをほとんど書いてないのは、自分がビジネス系の話題にしかあまり興味が無いという性分が影響しているだけでなく、その辺のいまいちWeb1.0的(?)な本性のせいもあるんだと思う。

 今振り返ると、臆病者の自分がよくぞここまで実名で突っ走ってこれたもんだと、自分でしみじみ思ってしまうぐらいだ。


 ちょっと話がそれてしまったので、ブログの匿名実名論に話を戻すと。

 もちろん、実名でブログを書くことによるメリットというのはいろいろと存在すると思う。
 実際、自分がもやもやを振り切ってこの2年感実名でブログを書き続けてきた経験から言うと、実名でブログを書くことによるメリットというのは、非常に大きいと感じているのは事実だ。
 
 ただ、そのメリットは必ずしも実名でブログを書かなくても得られる可能性は十分ある。

 1年ぐらい前に「ブログは実名で書くべきか、匿名で書くべきか」という記事を書いたときに、ブログを書くことによるメリットをこんな風にまとめてみたことがある。

1・日々書くことで文章力が上達する(かもしれない)
2・書くことによって自分の思考を整理できる(かもしれない)
3・他のブロガーとディスカッションできる(かもしれない)
4・広告とかで若干のお金儲けができる(かもしれない)
5・他のブロガーと実際に会うことができる(かもしれない)
6・メディアでの執筆や本の出版のチャンスがもらえる(かもしれない)
7・本業に役立てることができる(かもしれない)

 その記事を書いたときにも同じ事を書いたが、これらのメリットは、実は匿名でブログを書いていても同じように得ることができるのが、ブログの面白いところだ。

 いわゆる2ちゃんねるの掲示板のようなところに匿名でコメントするという場合の「特定不可能な誰か」とは異なり、匿名でブログを書くという行為は少なくともそのブログを書いている人はある程度特定されうる。
(こういったペンネーム的な位置づけにある匿名は、正確には顕名と呼ぶらしい)

 だから、ブログにコンタクト用のメールアドレスでも書いておけば、少なくともブログに興味を持った人はコンタクトすることができる(匿名よりも実名ブログの方がコンタクトしやすいのは事実だが)し、実際にR30さんやcatfrogさんなど、匿名でブログを書いているのにイベントや講演に参加しているような人は多く存在する。

 まぁ、そもそも今の日本の大企業の中にいて、職業が特定されうる実名を晒してブログを書くという行為はリスクこそあれ、メリットはそれほど無い。
 もちろん、私のような小規模なベンチャー会社に勤めている人間は、会社の理解も得やすいし、仕事への好影響も出やすいわけなので、ブログを実名で書くのもメリットの方に目が行きやすい。

 でも、大企業の場合は、実名で書くデメリットの大きさを考えると、実名と匿名のメリットの差なんて誤差の範囲のはずだ。(自分がもしNTTをやめていなかったら、少なくとも実名ブログなんてありえなかったのは火を見るより明らかだし、ブログ自体を書いていない可能性も高いし。)

 
 まぁ、こんなもったいぶった書き方をしなくても、匿名ブログから始めるべきというのは、もう一つ一番分かりやすい理由がある。
 
 それは、匿名で書いていたブログをあるタイミングで実名ブログに変更するのは簡単だが、実名ブログで始めてしまうと、それを匿名ブログに変更するのは結構難しいということ。
 名前を晒してから、何か問題が起こって慌てて消したとしても、その問題の過程ですべての人が忘れてくれる保証はないし、なにしろGoogleなりネットのアーカイブサービスなりにデータがキャッシュされてしまったり、他のブログに引用されて消しようがなくなる可能性は十分ある。
 
 仮に実名ブログをやるつもりでブログを始めるにしても、ある程度は匿名ブログで初めて様子を見ながら、自信がついたら実名ブログにすれば良い。

 武士道よろしく「やあやあ我こそは!」と名乗らないと気がすまないから、実名ブログで始めたいという人もいるかもしれないが、まずは無名の足軽から始めてみるのが無難なのでは?と思う次第です。

 先日、「ブログを多くの人に読んでもらえる方が良いとは限らない」という記事を書いたが、1月にそれに関連してちょっとショックな出来事があった。

 ブロガーカンファレンスの打上のときに、小鳥さんに「徳力さんはアルファブロガー投票企画とかやってますけど、僕らみたいなブロガーはどういう位置づけなんですか?」と聞かれてしまったのだ。

 どうも、投票企画を率先的にやってたために、「徳力は人気ブログ至上主義者」だと思われてしまっていた模様。(きっと多くの人がそう思っているんだろうけど、正直、結構悲しかった)


 この場を借りて、改めて釈明させていただくと、実は個人的には人気ブログ自体にはそれほど興味はなかったりする。

 こんな書き方をすると、逆に人気ブログに選ばれた方々に失礼かもしれないが、そもそもアルファブロガー投票企画を実施したのは、いわゆる人気ブログランキングとかアクセス数ランキングの視点だと、芸能人ブログとか、鬼嫁日記のような面白い読み物系のブログに注目が集まってしまうので、そうじゃないビジネス系のブログで多くの人に読まれているのは誰か知りたかったから。

 で、アルファブロガーとの座談会とかインタビュー本とかを企画したのは、もっと多くの日本のビジネスパーソンが、こういうブログを書くようになったらブログも、もっと日本も面白くなるんじゃないか、と思っていたからだ。

 その辺の感覚は、梅田さんのBlog論がらみの記事で「大組織に属する超一流の技術者や経営者が本気でBlogを書くということも、どうも日本では起こりそうもない。」という問題提起がされていたのをご存知の方であれば、理解していただけるのではないかと思う。


 だから、当然個人的には、アルファブロガーに選ばれるようなブログがもっともっと増えて欲しいと思っている。

 ただ、今からブログを始めて、すぐに有名ブログになることは不可能だとは言わないが、相当難しいと思う。
 既に各分野ごとにある程度有名ブログの中心というのはできているし、これだけブログが増えてくると自分のブログに気づいてもらうのも一苦労だ。

 なので、最初はアクセス数や広告収入を増やすことを目的にブログを始めない方が良いんじゃないか、と口説く書いているわけだ。

 
 じゃあ、ブログを書くのは自分のためにしか役立たないかというと、もちろんそんなことはない。 
 仮に多くの人に読まれることが無かったとしても、それでも、多くのアルファブロガーのようなビジネス系、論考系のブログを書くことは、かならず自分のためだけでなく、他の人の役にも立つと思う。

 その点で、個人的に大きな影響を受けたのが、昨年ダン・ギルモアさんが来日した際にイベントで発言されていたこと

たとえば、15人の読者しかいないブログでも、その人たちにとってものすごく切実で、非常に熱心に読まれているとすれば、人気があって(読者の数が多い)ブログよりも、情報の価値が高いと思う。(当日の詳細は小林恭子さんのブログをご覧下さい)

 ブログを既存のマスメディアと同じ価値感で捉えてしまうと、アクセス数や購読者数が多いこと=良いことと、考えてしまいがちだ。

 でも、インターネットやブログによって、既存のメディアではカバーしきれなかった膨大な情報が、私たち一般人によって発信可能になったことが、実は一番面白いところだと思う。

 実際、最近ブログを読んでいるおかげで、ニュースサイトでは取り上げられないけれども自分のビジネスにとっては重要なニュースに気づくことが出来たり、検索した結果、ニッチなサービスに関する他の利用者の感想なんかを読むことが出来るようになった実感がある。


 実際、アルファブロガー本企画でインタビューをした際にも、それぞれのアルファブロガーの方は、皆さん自分のためや趣味でブログを書いていたのが、いつのまにか多くの人に読まれるようになったという話をされていたのが印象的でした。

 そういう意味では、アクセス数や読者数を気にしながらブログを書くぐらいなら、多くの人は気にも止めないようなニッチで深い自分が興味のある話題を、自分なりの自然体の文章でブログに綴っているほうが、本当の意味で価値が出せるのかもしれない。

 そんなことを思ったりするわけです。
 (そうは言ってもやっぱり読者数とか、アクセス数は気になるんですけどね)

 先日から、自分なりの「ブログのススメ」をまとめ始めていますが、「ブログを多くの人に読んでもらえる方が良いとは限らない」という記事に対して、鋭い指摘を頂いたので、ちょっと寄り道をしようと思います。

 まず、ekkenさんには「多くの人が読むことも、頭に入れておこう」というトラックバック、Doraさんには「コミュニケーションを主とするなら、ブログよりまずSNSをやってみるのがいいのかも」というコメントを頂きました。


 お二人の言うことは至極ごもっとも。
 これから書こうと思っていたことを先に書かれてしまったので、話をはしょると。

 ekkenさんの言うように、「ブログに書く」ということは、ターゲットを絞って書いたとしてもそれ以外の人に読まれるリスクがあります。
 それを意識せずにネット上に本音やプライバシーをさらしてしまって、炎上したり痛い目にあった事例は後を絶ちませんし、最近はテレビや雑誌でも「ブログの危うさ」みたいな話が増えつつあります。


 そういう意味では、Doraさんの言うようにmixi日記のようなアクセス制限のかけられるSNSで始めた方が安全ですし、なにより、知り合いとのコミュニケーションを目的にネット日記をやるなら、そもそもmixi日記の方が向いてます。

 以前、みたいもん!のいしたにさんがmixi日記を道場と表現していましたが、そういうことで良いんだと思います。
 普通の人はmixi日記から始める方が無難だと思いますし、私もそちらを勧めます。


 ただ、個人的には、それでもやっぱり一度ブログに挑戦してみて欲しいなーと思います。

 「ブログは自分のために書くべきだ」とか「ブログを多くの人に読んでもらえる方が良いとは限らない」とか、ちょっとブログに否定的な感じで書き始めてしまったので、勘違いされた人もいるかもしれませんが。

 私が強調したかったのは、むやみに多くの読者に読まれるブログを目指したり、アクセス数を増やしたりする必要はないんじゃないかという点です。


 当然、新しいブログの書き始めは読んでくれる人も少ないでしょうし、コメントやトラックバックのような目に見えるリアクションも少ないですから、テンションを維持するのも結構大変です。

 ブログを書けばすぐに多くの人が読みにくるもんだと思っていると、思いのほか誰にも読んでもらえないという事実とのギャップに落胆して、すぐにブログをやめてしまう人も多いみたいです。(くどいようですが、実際、私も2回挫折しました(汗))
 また、読者数を増やすことが目的化して、やたらとスパムトラックバックとかに走る誘惑に駆られてしまうのも寂しいですから、やっぱり最初は読者も増えないことを前提に、自分のためにブログは始めるべきじゃないかと思うわけです。


 でも、その分、ブログを続けていると、いろんなことが楽になったり、良いことがあったりします。
 

 昨日、ちょうどブログブームの火付け役でもあるシックスアパートさんのイベントに参加させてもらって改めて思いましたが。
 ブログは人によって書いている目的も違えば、それによって得られる結果も実に多様です。

 例えば、ブログを書いている目的が、知的生産のツールだったり、コミュニケーションのツールだったり、パーソナルメディアのツールだったり、仕事だったり、趣味だったりと、人によって多彩なら。

 それによって得られる結果も、自分が少し賢くなることだったり、友達との会話が楽になることだったり、アフィリエイトの収入だったり、他のブロガーとの出会いだったり、執筆依頼だったり、ヘッドハンティングだったり、炎上だったりと、実に多彩。

 でも、これってある程度ブログを継続して書かないと、実感できないことでもあるのが難しいところです。
 なかなか、言葉だけでは説明できないわけで。


 まぁ、とにかく、せっかくこんな面白いツールが無料で利用できるわけですから、是非もっと多くの人に試してみてもらいたいと思うわけです。

 もう、お気づきの方も多いと思いますが、「ブログのススメ」カテゴリは、これからブログを始める人向け及び自分のブログ論まとめエントリです。
(最近、知り合いにブログの始め方を聞かれることが多いので、「ここ読んどいて」で済ませられればと画策中(汗))

 今更な話も多いので、私のブログを読んでいただいているような濃いブロガーの方には必要ないと思われます。

 いつもの「ですます」調の文章と違う「である」調の文体で書いてありますので遠慮なくスルーしてください。

 昨日は、「ブログは自分のために書くべきだ」と書いたけど、それはもちろん紙のノートに日記を書くとか、ワードかなんかで自分のパソコンの中で日記を書けば同じことだって言う話ではなくて。
 当然、わざわざネット上に自分の文章を晒すという行為には、自分ひとりで日記を書いているのと大きな違いがある。

 最も強調したかったのは、大勢の人に読まれるのを前提にしたり、目標にしてブログを始めるのはどうなんだろうという話で、言い換えるなら、多くの人に読まれることが必ずしも良いことではないのでは?という点だ。


 人によって違うとは思うが、個人的にブログの最大の魅力と感じているのは、ブログのコミュニケーションのツールとしての側面だ。

 自分が感じた疑問や、出来事に対する考えなんかを人に聞いて欲しいとき、皆さんはどうするだろうか?
 隣の席の人に話しかけるかもしれないし、飲み会であった人に話すかもしれないし、友達にメールを送るかもしれない。

 ブログに書くということは、結構そういう感覚に近い行為だと個人的には思っている。
 話しかけたり、電話をしたり、自分から相手に「聞いてくれ!」と相手の邪魔をするコミュニケーションだ。メールは一応受け取り手は返事のタイミングを自分で決めることができるから、電話ほど相手の邪魔をするわけじゃないが、それでも相手の注意をこちらから引くことになる。

 ブログの面白いのは、読み手からこっちの書いた文章を読みに来てくれるという受身のコミュニケーションになっているところだと思う。
 読む側は、読みたいときにブログにくればいいわけだし、興味が無ければ読みに来なければ良い。
 新しい形の緩いコミュニケーションだ。

 もちろん、誰にも読まれないかもしれないけれど、誰かに読んでもらえればその人がコメントなり、トラックバックなりでコミュニケーションが取れるかもしれないし、飲み会なんかであったときにその文章を前提に会話を始めることができたりする。
 自分が最近ブログのおかげで、そういったコミュニケーションが凄い効率的にできているのは実感するし、これまでのメーリングリストでは以外に難しかったことだと改めて思う。


 で、昨日の「ブログは誰かのためでなく、自分のために書けばいいと思う。」の話に戻ると。

 実は、私はいつも「ですます」調でブログを書くようにしている。
 それが、昨日の記事(今日も)は実験もかねてあえて「である」調にしてみた。
 (気づいてくれた人が、どれだけいるか分かりませんが・・・カイさんは気づいてくれたみたい)
 

 ターゲットは、ブログをどう書けばいいか迷っている初心者の人、それも最近渡しに相談してきた何人かの人、そう割り切ってその人に説明するつもりであえて言い切りで断定調に書いてみた。
 当然、かなり横柄に見えたと思うし、「何だこいつはエラソーに」と感じた人も多かったと思う。

 実際、昨日の記事に対するはてなブックマークのコメントでは「ベストオブ読む気がしない」文章なる不名誉な章ももらってしまった。
 正直、さすがにこれは大ショックだったけど、ある意味当然の反応だとも思う。
 

 私の昨日の記事は、ブログを悩んでいる初心者の人をターゲットにコミュニケーションを取ろうとした記事だ。
 なのに、それをFPNのようなそれ以外の読者もいるサイトに投稿すれば、当然ターゲット以外の人の目にも入る形になるわけで、ターゲットじゃない人にとっては時間の無駄になってしまうということだと思う。

 いくらブログがゆるやかなコミュニケーションだと私が言っても、多くの人に届いてしまうと、結果的にスパムメールに近い扱いになってしまうこともあるということだと思う。
(もちろん、自分の文章の質がもっと高ければ問題はないんでしょうが、まぁそれは仕方が無いとして)


 たしか、梅田さんがブログの来訪者が一日3000人ぐらいを越えると、ブログのターゲットとしては想定外の人が増えてきて場が荒れやすくなるというような趣旨の記事を昔書いていたと思うが、やっぱり大勢の人に読まれているということはそれなりに期待されるレベルも高くなってしまうし、いろんな人のいろんな反応を受けるようになるということだと思う。

 そういう意味では、大勢の人に読まれるのを目指して肩肘張ってブログを書くよりも、最初はあくまである程度顔の見える人を相手に話しかけている感覚で、気軽にブログを始めるほうがいいんじゃないかなーと思ったりするわけです。

 最近、会社でも個人でもブログ漬けの活動をしていることもあり、「どうやれば多くの人に読んでもらえるブログを作れますか?」という質問をされることが多い。

 まなめさんの304 Not Modifiedなどで、ブログ文章術にからんだ話が盛り上がっているのを見つけて良い機会なので、便乗して自分の意見もまとめて書いておきたいと思う。

 
 個人的な結論から先に書いてしまうと、私は「多くの人に読んでもらうのを目的に」ブログを始めるべきじゃないと思っている。

 もちろん、多くの人に読んでもらえる価値を否定するつもりは毛頭ないが、少なくとも、普通のビジネスパーソンが仕事の片手間にブログを書くのであれば、最初から大勢の人に読んでもらう前提でブログを始めるのは勧めない。

 
 ブログというのは、実に多様な可能性を拓いてくれるツールだ。
 ある人は単純に日記として使っているし、ある人はアフィリエイトで収入を得るのに使っているし、ある人はパーソナルブランディングのツールに使っている。

 鬼嫁日記や生協の白石さんのように大いに注目されて書籍化やドラマ化がされたりするブログもあるし、眞鍋かをりのように大量のコメントやトラックバックがつく有名人ブログもあるし、ブログがきっかけでメディアに露出することになったり、執筆の依頼が来たりするブログもある。
 

 ブログを書いたことの無い人は、どうしても普段そういったブログを読む側にいるので、ブログは読まれるものだと思いがちなのかもしれないが、実はほとんどのブログはそんなに大勢の人に読まれることはない。
 そもそも、総務省の発表が正しければ日本には400万とか500万のブログが開設され、さらに日々開設され続けているわけで、その中で今既に有名になっているブログに追いつき追い抜くほどの有名ブログを素人が始めるというのは並大抵の話ではない。


 ブログのようなCGMが既存のメディアの事業を脅かすという話が盛り上がったりしているので、人によっては素人のコンテンツが現在のプロのコンテンツを置き換えると勘違いしている人もいるみたいだが、あくまで素人にセミプロやプロになるための効率の良い道が拓けただけで、誰もがプロ並みの扱いを得られるわけではない。
 個人的には、今後も主流を占めるテキストコンテンツはプロの手によるものが中心だろうと思う。

 
 もちろん、上手くやれば、素人でもブログを使ってアフィリエイトやGoogle Adsenseで月に数万円稼いだり、その道の専門家としてメディアに注目されるようになる可能性は十分あるし、それに挑戦するのは良いと思う。
 ただ、最初からそれをゴールにブログを始めるのは、相当大変なことだと覚悟して始めた方が良い。
 なにしろ、誰もが同じ事をやれるわけで、競争は相当厳しい。
 別に仕事を持っている人が、ブログを本業にしているような人や主婦層に太刀打ちするのはかなり大変なことだ。


 じゃあ、ビジネスパーソンはブログを書くのが無意味かというと、もちろんそんなことを言いたいわけではなく、「人に読んでもらうために」ブログを書くのはやめた方が良いと言いたいだけだ。

 要は、「自分のために」ブログを書けば良い。
 
 これは、アルファブロガー本のインタビューの過程で、多くのブロガーの人たちの話を聞いていても感じたことだが、アルファブロガーに選ばれた人の多くが、ブログを自分のメモ帳であったり、自分の興味を引いたことを書き残しておくとか、面白い話だから皆にも知ってもらいたいというぐらいの感覚で書いている。
 
 もちろん、今は多くの読者がいるから、多かれ少なかれ読者を意識して書いているとは思うし、自分のメディアと位置づけて日々ブログを書いている人もいると思うが、想像以上に肩の力が抜けている人が多いのが印象的だった。
 梅田さんはブログを「知的生産のための道具」と呼んでいたが、そういう位置づけの人が多いんだと思う。

 
 自分のための道具として、ブログを書くのであれば読者の目を意識して文章の書き方や言葉遣いを気にする必要はないし、ページビューが多いとか少ないとか、コメントやトラックバックがあるとか無いとかで一喜一憂する必要はない。

 多分、書いているうちに自分なりのブログの価値というのが見つかると思うし、ひょっとしたら他のブログを書いている人との出会いやコミュニケーションが広がるかもしれないし、多くの読者に愛されるブログになるかもしれない。

 でも、仮にそうならなくても、仮に全く誰にも自分のブログを読んでもらえなかったとしても、自分のためにブログを書いている限り、少なくとも自分の考えが整理できたり、文章を書く練習にはなるはずだし。
 自分には向いていないと思えば、すっぱりブログを書くのはやめて、読者に戻ればいい。


 まなめさんもブログで書いているように、難しいことを考えてやめるぐらいなら、とにかくやってみることが大事なんじゃないかと思う。

(※実際、私自身が過去に2回、ブログを初めて途中で挫折した経験があったり)

■毎日ブログを書かないと人気ブロガーにはなれない?
 ちなみに一番最初に今回の結果はある程度予想できていたと書きましたが。
 それを踏まえて今回の投票企画でもう一つの狙いとして追加したのが2問目の「印象に残ったブログの記事」を聞く質問でした。

 つまり毎日ブログを書いていなくても、ごくたまに強烈に印象に残る記事を書く人がいるだろう、そういう人を発見しようと言う目的で実施された2問目ですが・・・実は大失敗でした。


 必須回答にしていなかったせいもあり、ほとんどの方に回答いただけなかったばかりか、「どの記事か思い出せない」「記事が見つけられない」という回答も多くあり、機能しなかったのです。
 要は企画の仕方が悪いのですが、実に残念でした。
 
(最近はRSSリーダーも徐々に普及しつつありますし、ソーシャルブックマークのような、記事単位を記録する仕組みも充実してきていますから、今年はそういったサービスを提供する事業者に是非記事単位の表彰をしてもらいたいなぁと他力本願に思ったりしたのですが・・・
 R30さんにも「来年のアルファ・ブロガー投票企画は、ブロガーで選ぶのではなく、エントリで選ぶ形式を取ってほしい。」と提案されてしまったので、ちょっと考えます、はい。)


■アルファブロガーに選ばれるには・・・?
 そういう意味で、今回のアルファブロガーに選ばれた方々を改めて振り返ると、やはり頻繁に更新をされている方が多いようです。
 トップだった切込隊長ブログも毎日のように幅広い話題が投稿されていますし、百式は毎日欠かさず更新されています。ネタフルに至っては一部のニュースサイトよりも日々の投稿記事が多いほどの更新量を誇ります。
 更新が多ければ読者としても毎日見に行く甲斐がありますし、自然と記事の数も増え検索にひっかかる確率も、興味のある記事にあたる確率も上がりますから、これはやはり重要な要素でしょう。

 また、ブログを開始した時期が早い方が多いのも特徴的です。
 ブログを書いている人が少ない時期に始めていれば、当然他のブログから引用されたり注目を浴びる可能性も高くなるわけで、これはある意味当然の要素ともいえますが、逆に情報発信が好きであったり、得意であったりするので早期にブログに取り組まれたということも言えるのかなぁと想像しています。

 ただ、R30::マーケティング社会時評においては、この名前でブログを再開されたのが昨年後半ですから、内容ややり方によっては開始時期が遅くとも読者を集めることが可能なようです。
(この辺りのコツは是非ご本人に紹介していただくとして)


■アルファブロガーは知り合いが多い?
 もう一つ個人的に気になった要素としては、どのアルファブロガーの方も、やはり非常に個性的でキャラがたっている方が多いと言うこと。 
 実名でブログをかかれている方が多いのも、その要因の一つになっていると思いますが、匿名でブログを書いている方の場合も、文章やコメントに対するやり取りからその人の人となりが想像できる場合が多いように思います。

 また、選ばれた方同士が実は知り合いというケースも非常に多いようです。
 知り合いであればお互いの記事を読んで、引用する機会も多いでしょうから、これも当然と言えば当然なのかもしれませんが、いろんな人と交流したり議論したりするのが好きな人が多いのかなぁという印象も有ります。

 特に、それを更に強く感じたのが、先日急遽開催することになったアルファブロガー交流会です。
 一部の方から「飲み会ぐらいしないの?」と言われたので、参加してもらえるならやってみようかと恐る恐る企画した飲み会だったのですが、予想を上回って多くの方に参加していただくことができました。

 レポートが大変遅くなっていて申し訳ありませんが、次回は当日の様子をご紹介したいと思います。
(前回からの続きです)
 
■ブログはBlogと違う?
 現在の日本のブログブームについて考える上で、企画の前に良く周囲で話題になったのが、米国のBlogと日本のブログの違いです。
 米国においては大統領選挙においてBloggerが重要な役割を果たしたり、MicrosoftやSun Microsystemsなど大手企業の社員も実名で情報発信をするなど、情報発信の手段としてのBlogの位置付けはある程度確立されつつあるように見えます。

 では、日本はどうか?というと。
 確かにブログブームではあるのですが、主に注目を浴びているのはどちらかというと芸能人ブログであったり、読み物として面白いブログが中心のように感じていました。


 もちろん、それらのブログも重要だとは思うのですが、FPNとして興味があるのは特にビジネスやテクノロジーの未来を占う上で参考になりそうなブログです。 
 はたして、そういうブログは日本にどれぐらいあるのだろう?というのが根本的な疑問でした。 


■ブログって何のこと?
 ちなみに、個人的には、今後の個人が開設するブログは、おそらく大きく3パターンぐらいに分かれてくると考えています。

 まず一番目に、数として多くなると思われるのは、mixiの日記のような家族や知り合いなど身近な人に対してのコミュニケーション手段としての日記的なブログ。
 次に、物販などのアフィリエイト収入を目的としたオンラインショップ的なブログもある程度増えるでしょう。
 これにもちろん、純粋なテキストによる情報発信を目的としているブログがあります。

 ビジネスやテクノロジー系の情報発信をするブログは、しょせんこの情報発信系ブログのさらに一部にしか過ぎないわけです。
 おまけに、これに企業が運営するビジネスブログや、キャンペーンブログなども増えてくるでしょう。

 これを全て「ブログ」と読んでいると、やっぱりブログについての議論をするときに混乱が多いですよね。
 日記系のブログや、商品アフィリエイトのブログをイメージしている人に、ブログによるネットジャーナリズムの話をしても、ピンと来ないわけです。


■アルファブロガー
 そんなときに目に飛び込んできたのが、Ad Innovatorの織田さんが書かれていたアルファブロガーという単語です。

 米国と日本のブログを囲む状況の違いや、世間に与える影響力の違いは何となく分かってはいたものの、いわゆる日記的なブログの「人気」ブロガーと、ビジネスやテクノロジー系の皆が有名ブロガーの位置付けを分ける上でも、この単語は良いのでは?と勝手に盛り上がり、アルファブロガー投票企画をやってみようということになったわけです。

 アルファブロガー的な人々が認知されて、そういうブログが注目されれば、後に続く人も増えてくれるのでは?という短絡的な希望もあったりしました。

 もちろん、肩肘はらずに始められるのがブログの良い所なので、別にそれぞれの人がアルファブロガーを目指そうと、最初から意識して始めてもらう必要は無いのですが。
 少しでもそういう書き手が増えるきっかけになればなぁというのが、今回の企画のもう一つの思いだったわけです。

アルファブロガー投票企画を振り返って(3)へ続く
 先日実施したアルファブロガー投票企画には、皆さんからいろんなトラックバックやコメントを頂きました。

 すっかりお返事が遅くなってしまいましたが、改めて今回の企画のきっかけやねらいをご紹介しながら、企画の反省も兼ねて振り返っていきたいと思います。

■今回の結果は当たり前?

 皆さんの反応で一番多かったのが、この反応ですね。

 世祓いでは「ま、ワシが選んだ3人はそれぞれ選ばれているし、それ以外もほとんど読んでいる所なんで、順当な結果とは言えそうだ。逆に、これだけ意外性に欠けてしまうと、敢えて選ぶまでも無かったか、という気もしないでもない。」と書いていただいていますが、まさにおっしゃるとおり。

 誤解を恐れずに書きますと、実は今回の投票企画を実施するにあたり、アルファブロガーのトップ20が大体今回の結果のようになるだろうというのは、ある程度予想されていました。


 例えば、Feed MeterのランキングやBloglinesのSubscriber数を見れば、今回の結果がそれほど大きくずれていないのが分かると思います。
 投票と言う形では、読者数の数を超えた投票が入ることは普通ありえないので、多分こういう結果になるんだろうなぁという思いはあったのです。


 Moleskin Diaryでは、今回の結果を受けて「日本のblog界は高尾山であった」と書かれていますが、ブログの黎明期からブログをウォッチしている方は同じ感覚をもたれたと思います。

 ここで紹介したいのが、HPO:個人的な意見にあるべき乗の法則のアニメーションGIFです。
 最初は低い小山だったものが一気に頂上に伸びていきますが、べき乗の法則によると、一般的にはこの頂上にいる人は頂上のまま上に伸びていくそうです。
 つまり、山が高くなっていても、実は裾野が広がっているだけなので、頂上の景色はあまり変わらないんですよね。 


■ビジネス系のブログは評価されない?

 それでもあえて投票の形で実施したのは、他に方法が無いと言うのもありますが、今回アルファブロガーに選ばれたある方と、以前メールをやり取りしていてメールに「〇〇さんのような有名ブロガー」と書いたら、「私なんか有名ブロガーでもなんでもないですよ、数あるブログの賞とか記事に取り上げられたことも無いし」とお返事をいただいたことが影響してます。
 個人的には、その方は確実に有名ブロガーだと思っていたので、これには正直驚きました。

 確かに一般的な人気ランキングでは、ビジネス系の濃いブログはどうしても読者数がニッチなので埋もれてしまいがちです。
 これは、切込隊長Blogでエキサイトブログニュースのランキングを例に「海外ニュースの翻訳や芸能ニュースが定番で上のほうに来るなかで、書き物として完成度の高い極東ブログがランキングに入ることはほとんどありません。」と書かれている通りですね。
 
 それなら、ビジネス系やテクノロジー系の濃いブログが表彰される企画をやってみようというのが、今回のアルファブロガー企画の最初のきっかけだったりするのです。


 そんなこんなで恐る恐る始めてしまった投票企画でしたが、皆様のご協力を頂いた結果、アルファブロガーのトップ20は、ブログをはじめて読み始めたビジネスマンにお勧めできる良質なブログが揃ったと考えています。 

 WEB屋のメモのように「私は織田浩一さんのAd Innovatorはチェックしていたがその他は全く。受賞サイトは当然だけれどどれもレベル高い。」と新たに発見していただいた方や、crescent moon in western skyのように「知らないサイトもあるから、チェックしておこう。」という方が少しでもおられるならば、企画の意味は少しはあったのかなぁと振り返っています。


■日本のブログ界は書き手不足?

 ただ、切込隊長Blogで「イレブンに挙げられたブログの書き手はブログがあろうがなかろうが初めからネット社会でそれ相応の知名度を獲得していた古強者が多く、ブログが流行し始めて一年以上が経過したいまでもあまり優れた書き手が出てきていないと言うのが現状です。」と書かれていたり、RichStylesで「ブログブームといいながらどちらかというと「アメリカで流行っているから飛び乗れ」的なところから始まっているからこれだけ時間がたってもいい書き手がなかなかでてきていないのではないかと思う。」と書かれているように、ブログブームの割には書き手がそれほど増えていないのも事実です。

 まさかの日記で「一般的にはBlogを沢山読んでいる人っての自体がかなりアレな気も。普通の人(定義は微妙ですが)がBlogを読んでいる図ってのが、まだどうもイメージできないです。」と書かれているように、ブログはまだまだ一部でしか流行っていないんだなぁと再確認した思いもあります。

 はたして、今のブログブームは結局「ブーム」にすぎないんでしょうか?

アルファブロガー投票企画を振り返って(2)へ続く

(文責:徳力)

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