3月16日にあのSteve RubelさんとAMNマーケティングセミナーで対談できることになりました。Twitterからの質問も #amn で事前募集します。

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 すっかりブログでの告知が遅れてしまいましたが、来週の16日(火)にAMNマーケティングセミナーを開催しますのでご紹介しておきます。
 AMNマーケティングセミナーでは、過去の開催から幸運にも豪華な講師の方々に起こし頂くことができているのですが。
 今回は、米国のソーシャルメディア専門家であるSteve Rubelさんと、書籍「エコシステムマーケティング」でもご紹介した日本最大の企業が保有するソーシャルメディアであるコカ・コーラパークを運営する江端さんという、個人的にも非常に尊敬し、参考にしているお二人に登壇を調整して頂くことができました。
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 特に、本来米国にいるはずのエデルマンのSteve Rubelさんに登壇頂くことができたのは、今回全くの偶然でした。
 もともと、17日に単独でのAMNマーケティングセミナーの開催を検討していたところ、エデルマンさんからSteve Rubelさんが15日、16日に来日するので一緒に何かできないか、というご相談をいただき、急遽日程を変更したという次第です。

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ウェブPR力 (神原弥奈子)

4798120782 「ウェブPR力」は、ニューズ・ツー・ユーの代表取締役である神原弥奈子さんが書かれたウェブPRに関する書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 ニューズ・ツー・ユーさんの推進されるPRは、いわゆる「戦略PR」のようなトップダウンのPRの世界とは少し違い、PR活動を通じて自社のコンテンツを蓄積していくというボトムアップな姿勢が、個人的には大きな特徴だと思っているのですが、この本ではそのニューズ・ツー・ユーさんのウェブPRの基本コンセプトや様々な事例がまとめられています。
 もちろん、実際のPRにおいてはトップダウンもボトムアップも両方重要なのですが、インターネットの可能性と言う意味では、ボトムアップのアプローチができたのが大きな特徴だと思っているので、個人的にも共感する点が多いアプローチです。
 今日から始められるウェブPRという意味で、ウェブPRの取り組みに悩んでいる方には参考になる点がある本だと思います。
 この本でウェブPRの可能性に目覚めた方は、「マーケティングとPRの実践ネット戦略」や「グランズウェル」を合わせて読まれるのがおすすめです。
【読書メモ】
■ウェブPR力の3つの要素
・従来のPR力&マーケティング力
・情報発信力
・情報流通設計力
■ニュースリリースでは、ステークホルダーの中のたった一人でも興味を持つ情報であれば発信する価値があると考えます。
■消費される広告、蓄積されるコンテンツ
企業がコンテンツとして自社サイトや公式ブログ、ニュースリリースポータルに掲載した情報は、どんなに古くてもインターネット上に存在し続け、検索結果に表示され、人々に閲覧されることが可能

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クリティカル・シンキング集中講座 (芳地一也)

475721720X 「クリティカル・シンキング集中講座」は、「すごい会議」の黒帯コーチでもある芳地一也さんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 芳地さんには、個人的に私がグロービスに通っていることに色々お世話になったのですが、私がグロービスで一番大きなインパクトを受けたのが、クリティカル・シンキングの授業とマーケティングの授業でした。
 この本では、そのクリティカル・シンキングのエッセンスがより分かりやすくなっていますので、論理的思考を学びたい方という方の入門書として参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■解決する価値のある問題を見つけるには?
・問題発見の感度を高める
・高い目標を持つ
■問題解決のエネルギーを得る
・魅力的な目標のつくり方
 ・今の自分には達成できない高いレベル
 ・心からワクワクできる目標であること 
 ・数字などを入れ、具体的であること
■疑問文をつくる際の3つのポイント
・問題を「事実」と「解釈」に分け、「事実」にフォーカスする
・問題を自分の問題としてとらえる
・問題を「原因」と「結果」に分け、「結果」にフォーカスする

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新・プラットフォーム思考 (平野敦士カール)

4023304778 「新・プラットフォーム思考」は、以前ご紹介した「1の力を10倍にするアライアンス仕事術」などの書籍を執筆されていることで有名な平野敦士カールさんの書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 これまで様々なアライアンスを通じて、プラットフォーム戦略を実行してきた平野さんならではの思考のヒントがおさめられていますので、つい企業の戦略として自社以外を全て敵と考えてしまいがちな方にはヒントになる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■プラットフォーム戦略
 複数の関係するグループを、「場」あるいは「舞台」に載せることで、外部ネットワークの効果を生み出し、一企業という枠を超えた、新しい事業のエコシステム(生態系)を作り出す経営戦略
■勝てるプラットフォームの重要な特徴
・プラットフォーム自らの存在価値を創出できるかどうか
・「場」に参加してもらう人や会社(グループ)の間の交流が活発であるかどうか
・プラットフォームのルールと規範を作り、一定の質を保つこと
■プラットフォーム創造のフレームワーク
・社会の変化、規制緩和という大きな流れをとらえて不満を探す
・ターゲットとなるグループを特定する
・プラットフォーム上のグループが活発に交流する仕組みを作る

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ソーシャルメディアマーケティング (オガワカズヒロ)

4797358351 「ソーシャルメディアマーケティング」は、小川宏さんと小川和也さんがユニットとしして活動している「オガワカズヒロ」として書かれた書籍です。
 献本を頂いていたのですが、読書メモを書けてなかったので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 ソーシャルメディアマーケティングそのものというよりは、ソーシャルメディアを活用した競争戦略が中心と言う印象の書籍ですが、ソーシャルメディアをどのように活用すべきか悩んでいる方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■マーケティングが戦争であるとすれば、ソーシャルメディアマーケティングは、ジャングルや市街地で行われる、比較的小規模かつ局地的な戦闘に近い。
■ソーシャルメディアの本質をうまく活用した主要な利用モデル
・販売促進用
・イベント・キャンペーン用
・CRM用
・広報・PR用
・マスメディア補完用
■ファストマーケティング
 いまを敏速に捉え、それを敏速に体現するマーケティング
・情報の鮮度
・計画・実行・評価・改善のサイクルスピード
・判断・意思決定のスピード

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サイトの1アクセスを1人の人間と認識することが、効果測定の最初の一歩 を日経NMに投稿しました。

nikkeinetmarketing_logo.png 日経ネットマーケティングで連載を行っているコラム「カンバセーショナルマーケティングの近未来」に新しいコラムを書きました。
 今回も、前回に引き続き、実際にどのようなステップで現状把握をするべきなのかという具体的な手順をご紹介しています。
 不明点や不足点等ありましたら、記事の方でもこちらのブログでも遠慮無くご指摘下さい。
サイトの1アクセスを1人の人間と認識することが、効果測定の最初の一歩
「前回のコラムでは、特にネットを活用した広告キャンペーンでは、キャンペーンの開始後に利用者の反応を見ながら微調整を行うことが重要だという話をしました。
 そうした微調整の際に重要になるのが、効果測定のポイントの設定方法です。
 一般的な広告キャンペーンでは、サイトへの誘導数であるUU(ユニークユーザー)やPV(ページビュー)、もしくは実際の利用者のアクションを何らかのコンバージョンで確認し、CPA(顧客獲得単価)を確認することが多いと思います。 」
※このコラムでは、先日公開したカンバセーショナルマーケティングの講演資料でまとめた話の掘り下げだとか、実際にソーシャルメディアを活用したマーケティングを実践する際のステップなどを書いていければと思っています。
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