データサイエンティスト (橋本大也)に書かれている基礎知識は、今後のマーケティング担当者の必須の基礎知識になりそうです。

4797374446 「データサイエンティスト」は、タイトル通り「データサイエンティスト」の役割や必要な能力について橋本大也さんが紹介されている書籍です。
 献本を頂いていたのですが、遅ればせながら書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 「データサイエンティスト」というキーワードは、「データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」」という本をきっかけに、かなり広告業界でも話題になった言葉といえると思います。
 ただ、やはりデータやサイエンティストという言葉から、自分には関係ない別世界での話だと思い込んでしまっている広告業界関係者の方はまだまだ多いように思います。
 私自身もデータに対する苦手意識は強いですし、難しいデータの話はなかなか頭に入ってこなかったりするわけですが。
 この橋本さんの「データサイエンティスト」では、新書ということもありますし、書評ブロガーとしても有名な橋本さんならではの分かりやすい語り口で、データ分析の基本を教えてくれますので、データに苦手意識の強い広告業界の方やマーケティング担当者の方には、とっつきやすい一冊といえるんではないかと思います。
 「データ・サイエンティストに学ぶ「分析力」」はもちろんですが、「グロースハッカー」や「リーン・スタートアップ」と合わせて読むのもお勧めです。
 
【読書メモ】
■データサイエンティストに必要な3つの能力
・統計とITの能力
・ビジネスの問題を発見し解決する能力
・創造的な提案を行う能力
■平均の取り方
・算術平均
・中央値
・最頻値
■マスメディアが当たり前のように仮定する前提さえ、認知バイアスがかかっていることがある。

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明日19日17時~のソーシャルメディアウィークの「イジられるブランドになろう!」というセッションに登壇します。 #SMWTOK

 すっかり告知が遅くなってしまいましたが、明日19日水曜日の17時から開催されるソーシャルメディアウィークのセッションにパネリストで登壇させて頂きますので、ご紹介です。
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 セッションのテーマは「イジられるブランドになろう! ~企業の新しいコミュニケーション戦略」
 企業がクチコミで話題にしてもらうためには、イジられ力みたいなものが大事なのではないかと言う、ちょっと変わったテーマのセッションです。
 パネリストには、「ダウンタウンDX」などのプロデューサーを担当されている讀賣テレビ名物プロデューサーの西田さんと、「ヤフートピックスを狙え」という書籍でもおなじみの市ケ谷経済新聞編集長の菅野さんが並び、電通の富田さんがモデレーターというメディアの領域が異なるメンバーが並ぶセッションになっています。
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 個人的にも、どんなセッションになるのか想像できず、今からドキドキしていますが、久しぶりのパネリストなので楽しませていただきたいと思います。
 参加される皆さん、明日はよろしくお願いします。
イジられるブランドになろう! ~企業の新しいコミュニケーション戦略
 なお、おそらくUstream配信もされるかと思いますので、こちらもどうぞ。


Video streaming by Ustream

ルーミーの「住みたいのはどんないえ?」というPR企画で、インタビューしていただきました。

 先日、ルーミーの「住みたいのはどんないえ? おうちを建てたい世代にきいてみた」というPR企画で、ルーミー編集長の尾田さんとロフトワークの林さんと対談形式でインタビューしていただいた内容が掲載されましたのでご紹介します。
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 ルーミーというのはGizmodoやLifehackerでおなじみのメディアジーンさんが運営されているメディアサイト。
 「room」と「ie(家)」だからroomie(るーみー)だそうで、元気いっぱいのインドア系ライフスタイルメディアというのがコンセプトになっているそうです。
 今回の企画は、ダイワハウスさんの「xevo Σ(ジーヴォシグマ)」のPR企画なので、テーマが「住みたいのはどんないえ?」という普段私自身もあまり考えない話題。
 正直意味のある発言ができるかあまり自信が無かったのですが、ロフトワークの林さんが、いろいろと面白い視点を提示してくれたので、個人的にも面白い議論ができた対談でした。
 マンション住まいなので、一軒家とか現実味が薄くてあまり真剣に考えたことなかったのですが、こんな家に住めたら良いなぁと言う妄想をするのは楽しいですね。
 ご興味のある方は是非ご覧下さい。
住みたいのはどんないえ? おうちを建てたい世代にきいてみた | roomie(ルーミー)

グロースハッカー (ライアン・ホリデイ)は、実はこれからの時代のマーケティング担当者の必読書といえると思います

482224993X 「グロースハッカー」は、タイトル通り最近話題の「グロースハッカー」について紹介されている書籍です。
 献本を頂いていたのですが、遅ればせながら書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 グロースハッカーについては、Googleでグロースハッカーと検索すると関連後に「サザエ」と表示されるぐらい、こちらのサザエさんのスライドが有名ですので、まずはこちらをご覧ください。

 
 グロースハッカーというと、どうしてもハッカーという語感からエンジニア向けの書籍という印象をもたれると思いますが、書籍でも「グロースハッカーは新世代のマーケティング担当幹部である」という表現があるように、口コミでユーザーを増やすことができるソーシャルメディア時代の新しいマーケティングコンセプトと思って読んだ方が良いかもしれません。
 マーケターというと広告予算を基にお金を使う、というイメージを持たれている人が多いかもしれませんが、この本で定義されているのは製品開発も含めてできるだけ低コストの方法から試してみて、徐々に拡大するアプローチ。
 真逆の立ち位置というぐらいスタンスが異なるのですが、それこそが新世代のマーケティング担当幹部であるというメッセージです。
 書籍としては薄い本ですし読みやすいと思いますが、その概念自体はかなり奥が深いと思います。
 「リーン・スタートアップ」というコンセプトもありましたが、あの本と合わせて読むとより理解が深まる気がします。
 「グランズウェル」や「マーケティング3.0」と合わせて読むのもお勧めです。
 
【読書メモ】
■グロースハッカーは新世代のマーケティング担当幹部である
■「十分な予算がない中で、スタートアップは企業を急成長させる術を習得したのだ」(ミカ・ボールドウィン)
 
■そして今彼らが作り上げた手法、新機軸、裏ワザが、われわれマーケターがこれまで学んできた手法と対抗しているのだ。

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月刊事業構想の東京五輪特集で、ソーシャルビューイングのインタビューを掲載していただきました。

 ちょっとご紹介が遅くなりましたが、月刊事業構想3月号の「東京五輪の活かし方」という特集でソーシャルビューイングについてインタビューをしていただきました。
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 オリンピックとソーシャルメディアについては以前に日経MJのコラムでも言及したことがありますが。
ソーシャル五輪 新たな観戦の可能性開く
 今回は、東京五輪でソーシャルビューイングがどういう風に進化していてほしいかという、2020年の未来の話なのでさらに妄想全開でお話しさせていただきました。
 
 個人的にも、大昔にセルジオ越後さんとのソーシャルビューイング企画に参加させて頂いたり、ソーシャルビューイングで白熱しすぎてアメーバニュースの記事にされてしまったり、といろんな経験をさせて頂いていますが。
 せっかくの東京オリンピックなので、そのころにはもっといろんなパターンの楽しみ方が増えていると良いなぁと妄想しております。

家入さんが、ドクター中松を破って泡沫候補中の1位になった事実に、ビックリしているのは私だけでしょうか?

 なんか気がついたら急に始まっていた東京都知事選ですが、45年ぶりの大雪とかソチオリンピックとかにかまけていたら、気がついたら終わっていたという方も多いんじゃないでしょうか。
 個人的には神奈川県民なので、そもそも投票権無くて全く関係なかったりするわけですし、会社として選挙関連に関わらないのは前に宣言した通りですが、唯一ネット業界の人間として、また知人として若干の興味をもって横目で見守っていたのが、家入さんの動向でした。
 
 そもそもの私自身の家入さんに対するスタンスは、こちらの東さんの記事とほぼ同じ。
なにも書く気が起きない ポリタス 「東京都知事選2014」を考える
 「家入は昨年末に出馬を宣言したあと、いちどあっさりと取り下げているなど、信用できない行動が多い。記者会見で語った動機も「出馬をツイートしたらたくさんRTされて引っ込みがつかなくなった」というもの。つまりは、本気で政治家になる気があるのかどうか、さっぱりわからないのだ。」
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 個人的にスタディギフトの炎上騒動の記憶がまだ薄れていないのもありますが、家入さんってどこまで何が本気なのか良く分からないんですよね。
 それが家入さんの魅力でもあるわけですが。
 今回の家入さんの出馬の経緯を見るとネタにしか思えませんし、失礼な言い方ですが、とても本気で政治家とかやる気があるとは思えません。個人的には家入さんと面識がある立場ではありますが、もし仮に自分が東京都民だったとしても、今回の都知事選では家入さんには投票しなかっただろうと思います。
 そういう意味では、東さんが「家入の得票が、せめてドクター中松を超えることを心から祈っている。ドクター中松は2012年の都知事選では12万票を集めており、なかなか手強い。」と書かれているように、個人的な印象としては、家入さんがドクター中松に勝つのは難しいんじゃないか、というのが率直なイメージでした。
 何しろ知名度で考えたらドクター中松は全国区だと思いますし、泡沫候補の中でもテレビで安定して取り上げられる数少ない泡沫候補代表の印象が強くあります。
 でも、家入さん、ドクター中松に得票数で勝ったんですね。
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 正直ビックリです。
 凄いですよね。

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