やまもといちろうさま、イケダハヤトさま、謹んでイベントの担当を承ります。でも、本当に参加してくれる人っているんですかね・・・?

 三連休の合間に、切込隊長ブログ方面から名前入りの剛速球のキラーパスが飛んできていたようですので、遅ればせながらお返事を。
イケダ師とのイベントの帰趨は、まさかの徳力基彦さんにお願いする模様
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 私が「火中の栗を拾うことを芸とする」かどうかは議論のあるところですが、まぁ実際ブログに書いて頂いたように、イベントの仲介やりましょうかと最初にメールをしたのは私の側なので、つつしんでイベントの担当を承らせて頂きます。
 
 とりあえず、今回の経緯を、知らない方に軽くまとめておくとこんな感じ。
 最初のきっかけは、やまもとさんがブログでイケダハヤトさんのスタイルについて、いつもの調子で言及したところ。
■1月21日 イケダハヤト師型炎上をどう表現するべきか?: やまもといちろうBLOG
 なんと、普段はネット上の批判はスルーするのが芸風の印象があったイケダハヤトさんが、珍しく真正面からカウンターパンチを発動。
 やまもとさんとイケダさんの往復書簡がスタートします。
■1月22日 「人を笑い者にする」天才、やまもといちろう氏 – ihayato.書店
 5月にもやまもとさんは、イケダハヤトさんについて「イケダハヤト的なるもの」という似たような記事を書いていて、このときは私も積極的に巻き込まれましたが、当のイケダハヤトさんはスルーしてたんですよね。
 それが今回こういうガチな往復書簡になったのは、やっぱりBLOGOS Awardで二人が直接話ができたのが大きいのかなと思ったりしますが、どうなんでしょうね。
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(この写真だけ見ると、橋下徹大阪市長と二人が普通に並んでますからね、凄い絵面ですよね)
 ところが、話はここで終わらず、イケダハヤトさんの上述の記事のマルチビジネス関連の発言から、やまもとさんのいじりが加速。

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最初はブログでたまたま始めたことでも、4年も継続すると人気テレビドラマの取材すらできるようになることがあると言う櫛井さんの実話。

 さて、先日勢いで、AMNブロガーTVに出演してくれたBLACKさんの応援記事を書きましたが、せっかくなのでAMNブロガーTVに出演してくれた他の人の紹介記事も時間を見つけて書いてみたいと思います。
 今回紹介したいのはBLACKさんの前の会に出演してくれた櫛井さんのブログ。


Video streaming by Ustream
 櫛井さんは元ライブドア株式会社で、現NHN Japan、そしてこれからLINE株式会社になる会社で技術側のエヴァンジェリストをしている人なわけですが。
 ブロガー界隈では「行ってきた」シリーズというオフィス訪問レポートブログで有名です。
 今回のAMNブロガーTVでは、そんな「行ってきた」シリーズが始まった背景とか歴史をいろいろお聞きしてたわけですが。
 実は、最初のきっかけは当時の上司の出澤さんに「いろんなオフィス行ってるんだから、そこの写真撮ってきてよ」と言われたのがきっかけだとかで、びっくりしました。
 てっきり、最初からそういうレポートものが好きで始めたのかと思ってたんですが、意外に最初のきっかけって、そんなもんなんですよね。

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ツイッター、LINE…ツールの栄枯盛衰に振り回されるな を日経MJに寄稿しました。

 またしてもご紹介が遅くなってしまいましたが、先週末に日経MJ「ECの波頭」に寄稿しているコラムが掲載されましたのでお知らせします。
 今回は、私のコラムが2013年一本目ということで、ソーシャルメディアのサービスの流行廃りの考え方について書いています。
 まぁ、ある意味知ってる人には当たり前の話だと思いますが、未だに毎年良く聞かれるのであえて書いてみました。
 タイトルが激しい口調なのは私でが書いたのではなく編集部のチョイスですので念のため。


 2013年も早、1カ月が過ぎた。新年を迎え久しぶりに会った方々に必ず聞かれたのが「今年流行するサービスは何ですかね」という質問だ。特に日本のソーシャルメディア周辺では、年代わりで注目されるサービスが入れ替わってきた歴史がある。2010年はツイッターブームの年だったし、11年はフェイスブック。昨年後半は一気にLINEに関心が集まった。
《ポイント》
(1)2013年は引き続きLINEが注目を集める可能性が高い。
(2)マーケティングの視点ではサービスの利用者が増えているかに注意。
(3)話題性よりも、自社の顧客が何を使っているかの分析の方が重要。
 続きは日経新聞のサイトでご覧ください。
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プレゼンの世界大会とも言えるTED2013に、日本人代表としてBLACKさんが出場することが、どれぐらい凄いことかという話

 先日AMNブロガーTVに、ヨーヨー世界チャンピオンのBLACKさんに出演して頂きました
 なんでAMNの地味なUstream企画に、そんな凄い人がでてくれるのかというと、BLACKさんと僕らがブログつながりで友だちだからなわけですが。
 そんなBLACKさんは、なんとNHKのスーパープレゼンテーションでもおなじみのTEDに出演されるわけです。
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 私自身も、2年前のTEDxTokyoでBLACKさんのプレゼンを見て感動した経験がありますが、彼のパフォーマンスはとにかく凄いです。

 おまけに、ヨーヨー世界チャンピオンのプレゼンということで、ヨーヨーの技だけ披露するのかと思いきや、ヨーヨーを始めるに至った経緯も英語でプレゼンされ、会場にスタンディングオベーションを巻き起こした、個人的にもこの日のベストプレゼンの一つでした。
 このときが、初めての英語でのプレゼンだったというから驚きますよね。
 まぁ、TEDxTokyoでプレゼンできるというだけでも十分凄いことなんですが。
 実際には、TEDxTokyoはあくまでTEDxという仕組みの上に成立するTEDインスパイアのアフィリエーションイベントの一つでしかなく、本家のTEDは格がさらに違います。

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徳力の2013年の抱負:今年はアンバサダー重視を軸に、一年突き詰めたいと思います。

 はや2013年も1ヶ月がほぼ終わろうとしていますが、遅ればせながら2006年から毎年続けているブログでの抱負公開をしておきたいと思います。
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 2012年は、年頭に「ソーシャルメディアバブルの解消」というキーワードを設定し、どのようにソーシャルメディアを活用するのが企業にとって意味があるのか、ソーシャルメディア活用は売上にどのように貢献しているのかを証明する年と宣言しました。
 一年を振り返ってみると、どの業界でも使えるような分かりやすい効果測定や、成功パターンは残念ながら見つけられなかったのですが、いろんな企業の方々と試行錯誤させて頂いた結果、ソーシャルメディアの企業にとっての可能性は、やはりツールそのものでは無く「人」にあるなぁと改めて強く感じるようになりました。
 一方で、自らが「ソーシャルメディアバブルの解消」をテーマに掲げつつも、気がつくとAMNの事業領域もソーシャルメディアブームに伴う要望の多様化と共に広がってしまい、社外の方からAMNが何をやっている会社なのか分からないと言われる場面も増えてしまいました。
 そこで2012年の後半から、あらためてスタッフと共にAMNの企業理念を議論し、記事の冒頭にキャプチャで貼り付けたように明確に「ひとりの気持ち、ひとの気持ち」という企業理念を掲げ、AMNが取り組むべき領域は「マス」的な施策では無く「ひとり」を重視したものであることを明確にすることにしました。
 あわせて、AMNとしては受け身の「ファン」ではなく、積極的に企業を支援してくれるファンを「アンバサダー」と定義し、アンバサダー重視の姿勢を明確にしました。
 また、それに伴い、AMNで取り組んでいる企業のソーシャルメディア活用の支援コンセプトを、アンバサダーサイクルという一つの図に集約しています。
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 実際には、2007年の創業当初から、目指している世界感や重視している価値観は変わっていなかったりするのですが、これらの言葉や図の定義により、より多くの方に分かってもらいやすくなるかなと感じています。
 あわせてAMNの象徴であるパートナーブロガーの方々の選考条件についても、バナーのためのPV軸では無く、興味軸に明確に変更するようにしています
 当然、多くの企業は今後もマスへの拡がりが必須ですし、一人一人との地道なコミュニケーションに手間をかけられないという実態は変わらないと思うのですが、我々としてはそこを重視することが最終的に多くの人たちに共感される結果になると信じて、引き続き地道なアプローチに注力する会社でありたいなと考えています。
 AMNのウェブサイトも5年ぶりぐらいにリニューアルしましたので、是非お手すきの際にご覧頂ければ幸いです
 
 そんな中、徳力が2013年に力を入れること及び2013年はやめることは、下記の通りです。

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ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略 (高見 俊介)

4904336534 「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」は、IMJの高見 俊介氏が書かれた書籍です。
 記者の方から薦められて読んでいたのですが、遅ればせながら書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 タイトルに入っていないので分かりづらいですが、この書籍でテーマとなっているのはネットプロモータースコア(NPS)です。
 NPSの教科書と言えば、提唱者であるベインの「究極の質問」があげられるわけですが、NPS自体は最近のソーシャルメディアのトレンドもあって日本でも注目されているものの、書籍の中ではソーシャルメディアとの関連性が明記されていません。
 それに対し、この「ロイヤルティリーダーに学ぶソーシャルメディア戦略」においては、ソーシャルメディアにおける活用を前提に「グランズウェル」などのトピックも踏まえNPSを考察しているため、日本でNPSを今から検討する方向けの本と言えます。
 ソーシャルメディアの効果測定にNPSの導入を検討されている方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■ソーシャルメディアが口コミにレバレッジ効果を与える、というのは事実だ。そして、そのときのレバレッジは、プラスの方向にも、マイナスの方向にもかかる。
■離脱した顧客を調査対象とした従来の顧客満足度調査から明らかになったことだが、従来の顧客満足度調査では離脱顧客の8割が調査に対して「満足している」と回答している。一見すると、何かの間違いのようだが、決してそうではない。

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