「ソーシャルメディア・ダイナミクス」は、いまやFacebookエバンジェリストとしても有名な斉藤徹さんが書かれた書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では、海外と日本のソーシャルメディアを俯瞰的に分析している斉藤さんならではの視点で、ソーシャルメディアの活用方法が紹介されています。
書籍の後半には、無印さんやIBMさんの担当者インタビュー、そして電通(現在では元電通)のさとなおさんと博報堂の須田さんの対談も収録されており、一冊で複数の要素がまとめて読むことができるムック的な作りになっていますので、ソーシャルメディアの概論から担当者や現場の生の声まで一冊でまとめて把握したいという方には、参考になる本だと思います。
【読書メモ】
■ソーシャルメディアの利用方法
・モニタリング
・対話エンゲージメント(ブランディング)
・商品企画・開発
・商品販売・プロモーション
・顧客サポート
■運用開始までのマスタープラン
・実態調査
・モニタリング
・アンケート
・組織化と運用ルール
・リスク管理
・効果測定
カテゴリー: 読書メモ
iPad仕事術(鶴野充茂、西村正宏)
「iPad仕事術」は、複数の著書を書かれているビーンスター株式会社の鶴野さんが、キバンインターナショナルの西村さんと書かれた書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
タイトル通り、この本ではiPadを仕事に活用するためのテクニックやコンセプトが紹介されています。
どこかの調査でiPadは圧倒的に家でエンターテイメント利用に使われているという調査結果も見ましたが、一方でタブレット端末には仕事のやり方にも影響を変えてくれそうな可能性も感じています。
そう言う意味で、本格的に仕事で使ってみたいという方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■ミーティングが飛躍的に活性化する
・商談はみんなで画面を見ながらする
・話をしながらスマートにアウトプットを見せる
・その場で次のアクションを起こせる
・写真もきれい動画もサクサク
・少人数ならプロジェクターの手配が不要に
「フェイスブックインパクト」は、日本でのFacebookのマーケティング利用の可能性を真剣に考えたい方にとっては、必読書と言える本だと思います。
「フェイスブックインパクト」は、その名の通り、Facebookは世界に、日本にどのような影響をあたえようとしているのか、複数の著者によって考察されている書籍です。
共著者の高広さんから発売前に献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
今年に入ってからのFacebookブームで、それこそFacebook本もたくさん出てきているために、正直どれを買えば良いのか分らなくなっている方も多いのではないかと思いますが、明らかにこの本はその他の本とは一線を画しています。
何しろ執筆陣が、Twitter上での論客としても有名なスケダチの高広さん、「キズナのマーケティング」の著者の池田さん、マイクロソフトのソーシャルメディアリードとして名をはせた熊村さん、数々の日本の大企業のFacebookページを手がけている原さん、米国在住で米国のFacebook事情に詳しい松本さんと、豪華なだけで無く、それぞれ明確に異なる自分の専門分野で各パートを担当されていて、共著の設計としてもなかなか見事です。
一冊で、フェイスブックの基本から可能性、アメリカの事情、日本の活用事例、そしてそもそもフェイスブックは何が今までと「違う」のか、という考察まで、まとめて読むことができますから、こと日本におけるFacebookのビジネス利用を真剣に考えているのであれば、この本は是非読むべき本だと言えます。
個人的には、「フェイスブック 若き天才の野望」とあわせて読むことをお勧めします。
もちろん「グランズウェル」や「ビジネス・ツイッターを読んでない方は、この機会にこちらもあわせてどうぞ。
【読書メモ】
■フェイスブックが持つ3つのリアル
・リアルグラフ
・リアルタイム
・リアルワールド
■フェイスブックでできるマーケティングコミュニケーション施策
・話す:情報発信ツールとしての活用
・聴く:傾聴の窓口としての活用
・見る:ヒトとナリ、そしてつながりが見えるということ
■2007年ごろのアメリカ
フェイスブックを始めたい中学生が急増しており、親がいっしょにフェイスブックのアカウントを開設する家庭が多かった。こうして40~50代のユーザーが増えていった。
続きを読む 「フェイスブックインパクト」は、日本でのFacebookのマーケティング利用の可能性を真剣に考えたい方にとっては、必読書と言える本だと思います。
ソーシャルメディアマーケター美咲 (池田紀行)
「ソーシャルメディアマーケター美咲」は、「キズナのマーケティング」を書かれた池田さんが書かれた書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
表紙を見て頂くと、真っ先に皆さん「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら」をイメージされると思いますが、もしドラのように小説でマネジメントの概要を学ぶ本、というよりは、主人公の美咲を中心にソーシャルメディアマーケティングの基本を学ぶ本という、より実用書に近いイメージの本だと思います。
キズナのマーケティングを、一般の方向けに読みやすくした感じで、池田さんならではの視点で書かれています。
ソーシャルメディアを上司にやれと言われたが、何から手をつけたら良いかわからないと言う方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■「話題の影響範囲として、大きい順に、世の中ゴト、仲間ゴト、自分ゴト、の3つがある」
■「ソーシャルメディアは仲間ゴトが形成される場所。マスメディアはソーシャルグラフを超えて情報を伝え、世の中ゴトを形成するメディア。どっちがいいという議論ではなく、両方役割が違うし、必要」
仕事で使える!Facebook超入門 (小川浩)
「仕事で使える!Facebook超入門」は、「ソーシャルメディア維新」や「ソーシャルメディアマーケティング」を書かれた小川浩さんが書かれたFacebookの入門書です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
フェイスブックが周りで流行りはじめていて、気になるんだけれどもどうも何を目的に利用すればよいのか良くわからないという方には参考になる点がある本だと思います。
【読書メモ】
■フェイスブックの特徴
・実名で登録し、実際の身分や肩書きを公開するのが普通
・タイトル無しのコメントをツイッターに似たやり方で投稿
・元々大学生向けのSNSなので20代の利用者が多い
■通常一般のインターネットユーザーが検索に費やす時間は、インターネットの利用時間のうちのわずか5%程度らしい。
残りの95%の時間をどこで過ごすか?それは、いまとなってはフェイスブックやツイッターなどのSNSになってきているのだ。
キュレーションの時代(佐々木俊尚)は、現在のツイッターやフェイスブックがつくり出している新しいネットのトレンドを理解したい人には必読書だと思います。
「キュレーションの時代」は、「グーグル – Google 既存のビジネスを破壊する」や「電子書籍の衝撃」で有名な佐々木俊尚さんがキュレーションについて考察している書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この本では最近ネット業界で話題になることの多い「キュレーション」というキーワードについてかなり深い考察をされています。
キュレーションというキーワードは、現在の所人によって理解がかなりぶれているのが現状だと思いますが、この本を読むと米国でキュレーションというキーワードが注目されている理由がかなり俯瞰的に理解できるのではないかと思います。
今後のネットのトレンドについてヒントが欲しい方には、参考になる点が多い本だと思います。
【読書メモ】
■つくる人と見いだす人の新しい関係
「わたしが描いた絵に価値があるなんて、まったく想像もしてなかったよ」(ヨアキム)
彼の作品がアートとして認められるようになったのは、カフェオーナーのジョン・ホップグッドが偶然彼の家の前を通りがかって彼の絵を見いだしたからでした。
■情報の流れの究極の課題
ある情報を求める人が、いったどの場所に存在しているのか
そこにどうやって情報を放り込むのか
そして、その情報にどうやって感銘を受けてもらうのか
続きを読む キュレーションの時代(佐々木俊尚)は、現在のツイッターやフェイスブックがつくり出している新しいネットのトレンドを理解したい人には必読書だと思います。