震災からの復興に、ソーシャルメディアやネットを通じて個人で貢献できることはまだまだあるはず

 昨日も午前2時に携帯電話の緊急地震速報がけたたましくなり、昨年の3月11日を思い出した人も多いと思います。
 もうすぐあれから1年になろうとしていますが、この1年という期間をどう受け止めれば良いのか、正直私自身も消化し切れていません。
 そんな中、現在経産省や三菱総研の連動してこんな企画をお手伝いしています。
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 その名も「震災復興支援サービス大賞
 文字通り、震災の復興を支援されようとしている様々なサービスやアプリをあらためて振り返り、表彰しようという企画です。
 3月11日の東日本大震災の後、ソーシャルメディア上では、さまざまな騒動やトラブルもありましたが、一方で善意の連鎖も非常に多く見られ、個人によるサービス提供や支援運動が大きな力になる、というのは私も様々なシーンで目の当たりにしました。 そのあたりは、下記のようなコラムに書いていますので興味がある方は読んで頂ければと思いますが。
大震災で明確になった~ ソーシャルメディア3つの「限界」と4つの「可能性」
嘘やデマが”生き残れない”ツイッター
きっと、私たちは日本を良い方に変えられると、実感できるようになってきた日本のソーシャルメディア
 
 その中でも非常に印象深かったのが、個人が開発したサービスやアプリが、大企業が提供しているページよりも利用者に重宝されているケースが多かったという事実。

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実践ソーシャル・メディア・マーケティング (ジム・スターン)を読んで改めて考える、ソーシャルメディア活用における効果測定の容易さと難しさ

4023308889 「実践ソーシャル・メディア・マーケティング」は、タイトル通りソーシャルメディアマーケティングについて考察されている書籍です。
 一年前に買って読んでいたのですが、大変遅ればせながら書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 この本を買ったのは、副題の効果測定の新法則というのに惹かれてというのが一番大きいのですが、正直な印象としては期待していたような効果測定についての詳細の言及はなかったというのが本音です。
 ただ、一年たってあらためて考えてみると、ソーシャルメディア・マーケティングだからといって唯一絶対の効果測定など無いのは当たり前で、目的にあわせて考えなければならないんだろうなというイメージを持てるようになった気がしています。
 個人的に印象に残ったのがこの本の後半で出てくる「部下たちに、タギングや効果測定用のページを作らせるなどの効果測定に向けた仕事をやらせているうちに、その仕事から創造性も失われていった、というのである」というくだり。
 昨日もソーシャルメディアサミットの関係で「ソーシャルメディアの効果測定を難しく感じるのは、Facebookのいいね数やツイッターのリツイート数など、目に見える数値にこだわりすぎているからではないだろうか。」というブログ記事を書きましたが、ソーシャルの活用というのは本来は人間と人間のハイタッチなコミュニケーションの延長であるはずなのに、ネットの特性上取得できるデータばかりにあまりに惑わされると、最も重要なことを見失ってしまうのでは無いだろうか、というのがソーシャルメディアをマーケティングに活用する上で注意しなければいけないポイントなのかもしれません。
 この本は、ソーシャルメディアマーケティングの課題や可能性をあらためて俯瞰的に考えたい方には、参考になる点がある本だと思います。
 もちろん、「グランズウェル」「エンパワード」などを合わせて読むのがお勧めです。
  
【読書メモ】
■インターネットは、生まれたときから常にソーシャルメディアだった。その独自性は初めての多対多のコミュニケーション・チャネルであったことによる。
■ビジネスの三つの目標
・顧客満足度の向上
・売上向上
・コスト低減
■マーケティングのステップ
・顧客の注目を集める
・彼らに好かれること
・彼らを対話に引き込むこと
・彼らに購買を決意させる

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ソーシャルメディアの効果測定を難しく感じるのは、Facebookのいいね数やツイッターのリツイート数など、目に見える数値にこだわりすぎているからではないだろうか。 #sms2012

 ちょっと間が空いてしまいましたが、先日ご紹介したソーシャルメディアサミット2012の二つ目のセッションをご紹介して起きたいと思います。
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 二つ目のセッションのテーマは「ソーシャルメディアにおける広告的効果測定のあるべき姿」。
 企業のソーシャルメディア活用において、必ずと言って話題になる「効果測定」の議論です。
 ソーシャルメディアの効果測定については、以前ブログに「ソーシャルメディアの効果測定をどう考えるかは、ソーシャルメディアの位置づけ次第で全く変わってしまうと言う話。」という記事を書いたこともありますが、結局、目的を決めてから効果測定の項目を決めないと意味がないというのが個人的な結論です。
 そこで、このセッションではテーマを「広告的効果測定」と定義することにしました。
 広告というのも広い定義になりますが、イメージしているのは「売上をあげるための広告」というイメージです。
 ソーシャルメディア単体で大企業の売上にインパクトを短期的に出すのは難しいということも良く言われますが、当然売上に貢献しなければ広告としては実施する意味がないはず、はたして企業の担当者の方々はソーシャルメディアをどのように活用すれば売上に貢献しそうと考えているのか?がこのセッションのメイントピックです。
 この難しいテーマのセッションのパネリストをお願いしたのはこちらの方々。
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イノベーションへの解 実践編(スコット・アンソニー他)

4798116734 「イノベーションへの解 実践編」は、いわゆる「イノベーションのジレンマ」に対峙するための実践手法が描かれた書籍です。
 かなり前に献本を頂いていたのですが、大変遅ればせながら書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
 「イノベーションのジレンマ」は、ジェフリームーアのキャズムと並んで個人的な人生で読んだ「目から鱗本」の中でも筆頭に挙げられる書籍ですが、一方でイノベーションのジレンマを乗り越えるための考え方がないという批判も多い書籍だと思います。
 著者のクレイトン・クリステンセンは、その指摘に対応する意味も込めて、「イノベーションへの解」や「明日は誰のものか」などを出していますが、今回の「イノベーションへの解 実践編」は、あらためて破壊的イノベーションの再定義から始めており、実質的にイノベーションのジレンマに対する手ほどき書という位置づけになっています。
 どちらかというと大企業における新規事業向けのアドバイス書になっているという印象もありましたが、新規事業により新しいのべ-ションを起こしたいという方には参考になる点が多々ある本だと思います。
【読書メモ】
■破壊的イノベーションの原則
・過剰満足が破壊的イノベーションの前提条件を作り出す
・破壊的イノベーションはルールを破ることから生まれる
・ビジネスモデルのイノベーションが破壊的イノベーションを推進することが多い
■最も犯しがちな誤りは、性能の大幅な向上が破壊的イノベーションと同義であると考えてしまうことである。
■イノベーションの取り組みのための前提条件
・中核事業の安定化
・成長のための「作戦」
・資源配分プロセスへの習熟
■「10%計画」はマネージャーが安心感を得るためのお守りとしては機能しているが、意味のある結果に結びついていないことが多い。
 100人がそれぞれ10%の資源をイノベーションに割り当てるよりも、5人がそれぞれ100%の資源をイノベーションに割り当てた方が望ましい
■独立した資源のプールを用意する場合には、経営陣は経費を資本支出と考えるべきであり、営業経費と見なすべきではない。

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8年間つづけたアルファブロガーアワードを、今年で終了することにした理由

 ちょっとご紹介が遅くなりましたが、先週からアルファブロガーアワード2011のノミネート募集を開始させて頂いてます。
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 ロゴを見て頂けると分かるように、今年のアルファブロガーアワードはファイナル。つまり最後の予定です。
 私がアルファブロガー投票企画を最初に企画したのは2004年12月。
 今年で8回目となることになります。
 実はアルファブロガー投票企画自体は最初の三年間で個人的に燃え尽きたため、三回目で一旦終了したつもりでした。
 そこを継続した方が良い、とアドバイスをくれたのがギズモードのゲスト編集長としてもおなじみのいちるさん。
 当時アルファブロガーアワードを継続することにした背景は下記のブログにも書いていたりします。
私がアルファブロガー投票企画を継続することにした理由 
 実はこの記事の冒頭で紹介しているインプレスウォッチのインタビュー記事のインタビュワーは、その後AMNに入ってアルファブロガーアワードをつづけてくれた甲斐さんですから、実に懐かしい話ですね。
 
 アルファブロガーアワード継続を決めた年は2007年ですから、ツイッターやFacebookがネット界隈では話題になってはいたものの、まだまだ全く知名度が無かった頃。

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セルジオ越後さんとソニーさんのツイートミーティングなる企画でソーシャルビューイングに参加することになりました。 #bravia_football

 このたび、ツイッターとサッカー関連で、実に不思議な企画に参加させて頂くことになりましたので紹介させて下さい。
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 セルジオさんとソニーさんは去年から「ハッシュタグプロジェクト」という名称で、サッカーの日本代表戦をツイッターをしながら観戦するといういわゆるソーシャルビューイングにチャレンジされつづけているのですが、今回はツイートミーティングというタイトルで明日24日のアイスランド戦から、来週29日のワールドカップ予選のウズベキスタン戦まで、ツイッター上でサポーターの方々とコミュニケーションを取られる企画をされるんだそうです。
 
 で、そんな企画に私がなぜかこんな形で呼んで頂けることになりました。
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 いやー、先日のテレビの字幕のつきかたにも違和感がありましたが、サッカー企画のページにこういう形で自分の顔が出てると本当にめちゃめちゃ違和感ありますね。
 確かに私は日本代表の試合をツイッターしながらするのは好きですし、それが高じてアメーバニュースで恥ずかしい記事になってしまったりという過去もあったりするのですが。
 明らかにサッカーの専門家ではありませんし、サポーターの方々も確実に「おまえ誰やねん」状態ですよね。
 
 サッカーファンの皆さん、本当にすいません。
 ただ、個人的に非常に興味があるのが、今回のツイートミーティングでチャレンジされているソーシャルビューイングという視聴スタイルです。

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