「必ず結果が出るブログ運営テクニック100」は、「クチコミの技術」や「マキコミの技術」の共著でお馴染みのコグレさんと、和洋風のするぷさんが書かれた書籍です。
献本を頂いたので、書評抜き読書メモを公開させて頂きます。
この書籍は、副題に「プロ・ブロガーが教える”俺メディア”の極意」と書かれているように、日本ではまだまだ数少ない「プロブロガー」であるコグレさんとするぷさんが、二人のテクニックやコンセプトを赤裸々にまとめている本といえます。
日本における2003年以降のブログブームの過程で、様々なブログ本が出版されてきましたから、今このタイミングでブログ本が出版されることを、いまさらなんで?と思われる方も多いかもしれませんが、実はソーシャルメディアがなかったころのブログの書き方と、ツイッターやFacebookのようなソーシャルメディアが普及してからのブログの書き方というのはかなり変化があります。
昔は何しろブログを購読してもらうためにはブラウザのブックマークに登録してもらって毎日訪問してもらう習慣をつけるとか、RSSリーダーのような特殊なツールを使ってもらわないとなかなか読者は増えなかったのが実態。結果的にSEOにより検索経由のアクセスに主な読者獲得手段を頼っているブログが多かったと思います。
それがツイッターやFacebookのようなフィードの仕組みにより、たまに各ブログの記事を友達や知り合いに読んでもらうことは非常に容易になりました。
そういう意味では、この本で「ブログがWebでのホームになる」と書かれているように、ブログをストックの場所と割り切り、ツイッターやFacebookと組み合わせていくという視点は非常に重要だと思います。
この本ではソーシャルメディア普及前後の両方の時代を知っている著者の二人ならではの視点で、ソーシャルメディア時代だからこそ役割が明確になってきているブログの位置づけや使い方というのがまとまっていますので、今からブログを始めたいという方はもちろん、昔ブログをやってみたけど長続きしなかったという方にも是非読んでみていただきたい本です。
日本においてはブログは日記というイメージが一時定着してしまい、どちらかというとブログは主婦や学生が書くものというイメージを持っている人も増えてしまいましたが、Facebookを使うビジネスマンが増えることによって、ビジネスマンにとってのブログの価値というのは、間違いなく再評価されることになるのではないかと感じています。
ちなみに今回の本出版を記念して、AMNでも5月9日に著者二人によるプロブロガー養成セミナーの開催を支援させていただきましたので、さらにこの本の内容よりも深くブログの活用方法を学びたい方はぜひそちらもどうぞ。
【読書メモ】
■ブログがWebでのホームになる
ソーシャルメディアは、人の集まりやすさや、コミュニケーションのしやすさという点で、ブログよりも優れています。そこで、両者の長所を組み合わせて活用しましょう。
■ブログを書くならば「仲間」と「収入」を得ることをめざそう
■毎日ブログを更新する
・毎日書き続けていると変に気合いが入ることがなくなり、肩の力を抜いてかけるようになる
・ブログが習慣として身につくと「書かないことが気持ち悪い」と感じるようになり、必然的に書き続けられる
■楽しく書くために
・好きなネタだけを選んで書く
・書く以外の作業をできるだけツールで自動化・簡易化して、書くことに集中すること
・無理をしないこと
続きを読む 必ず結果が出るブログ運営テクニック100(コグレマサト、するぷ)を読むと、ソーシャルメディア時代だからこそブログを再評価すべき理由が良くわかると思います。